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凛サイド
暗くなったと思ったら、
急に誰かに引っ張られる感じがあった。
龍友くんの手が私の手に触れた瞬間、
後ろから、誰かが私の名前を呼ぶ…
力強く引かれて龍友くんの胸に
顔を埋める形で倒れた。
また背後から龍友くんの名前が呼ばれる。
龍友くんの腕が力なく垂れた。
その瞬間真っ暗の中に吸い込まれてしまった。
眠りから覚めると、
拓ちゃんが隣にいてくれた…
凛「龍友くんは…？」
浅野「大丈夫だよ。気分悪くない？」
凛「うん。龍友くん、どこにいるの？」
浅野「会いに行きたい？」
凛「会わせて…」
そう言うと、そっと起こしてくれた。
浅野「凛、龍友くん見ても誰も責めないで。
彼は凛を守ったんだ。
せっかくのパーティも途中になっちゃったから、
きっとショックを受けてる…」
凛「…、私には、何が出来る？」
浅野「今は傍にいてあげて。」
少し離れた部屋の中に龍友くんが…
酸素をつけている姿を見て、
このまま目が覚めないんじゃないかと…
浅野「ちょっと過呼吸起こしたんだ…
ゲガは大したことない。
でも…
いや、
凛の顔を見せて安心させてあげて…。」
拓ちゃんに促されて、
龍友くんの傍に行き
凛「龍友…くん、？」
うっすら目を開ける龍友くん。
龍友「り、ん…、よかっ、た…」
凛「ありがとう。」
龍友くんの右手が私の方に伸びてくる…
その手を両手で握りしめた。
浅野「左腕は少し痛むけど、
傷は大したことはないから。
これだけで済んでよかったよ…。」
龍友くんが助けてくれたんだ…
何が起こったかわからないよう、
私を咄嗟に庇ってくれたことに、
そして龍友くんの生命に関わることじゃなかった
ことに感謝しなければいけない…
でも、龍友くんの心はもう
悲鳴をあげていたことに、
どうしてもっと早く気づいて
あげれなかったんだろう…
龍友くんの優しさに甘えてた私は、
彼を救うことができるのだろうか…？
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ぶぅぶ(プロフ) - manaさん» いえいえ！更新、頑張ってください!!応援してます♪ (2017年4月24日 18時) (
レス) id: 931ce9a676 (このIDを非表示/違反報告)
mana(プロフ) - ぶぅぶさん» コメありがとうございます！共感して頂いたみたいで嬉しいです。更新頑張りますので応援してくださいね。 (2017年4月24日 10時) (レス) id: 580f53c3f9 (このIDを非表示/違反報告)
ぶぅぶ(プロフ) - 伝わりました!! 雪の音、自分自身ものすごく好きな曲なのですが、この小説を読んでてピッタリハマるなぁと思います！！ (2017年4月24日 0時) (レス) id: 931ce9a676 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mana | 作成日時：2017年4月14日 17時
