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《轟》
走り出してきたあいつに
とっさに身構えたが…
？？「遅いよ。」
俺は気付けば地面に伏せていた。
？？「それでSWORDの頂点を？笑わせるな。
SWORDを治めるのは、あの方が相応しい。
お前など、ただのクズだ…諦めろ。」
さっきのような話し方とはガラリと変わり
冷めたような目で見下ろしながら言った。
そして俺の所まで目線を合わせに来ると
微笑みながらそいつは言った。
？？「村山くんに伝えてくれる？
私を倒したければ、もっと強くなっておけって。」
そう言って立ったあいつの顔は
夜なのに灯の少ないこの道を照らす月光で
見えなかった。
？？「それじゃあ…よろしくね！！！」
俺は、そのあと意識がなくなった。
そのあと目が覚めた時は病院だった。
見たことのない天井が
まず目に飛び込んできた。
そのあと俺の目に映ったのは
鬼邪高の皆だった。
関「轟！！」
「「 轟！」」
轟「あんた…たちが…なんで…」
村「無理して動くなっつうの。
お前、肋の骨を折られてる。」
動くと確かに痛くて少し呼吸がしにくい。
村「お前らのことを見つけた人たちが
救急車を呼んでくれたんだよ。
俺たちは、そのあと連絡が入ったから
駆けつけただけだ。」
轟「辻…と…芝マン…は…？」
村「安心しろ。あいつらも無事だ。
かなりやられてるけどな。
それより…お前ら誰にやられた？」
轟「古屋たちを…襲ったやつと…
同じやつ…だった…
自分からそう言ってた…」
村「顔は見たのか？」
轟「いや…ただ…」
村「ただ？」
轟「そいつから…あんた…に…
伝言を伝えろ…って…」
村「なんだ？」
轟「私を…倒したければ…
もっと…強くなっておけ…」
関「ああ！？そいつナメてんのか！！」
轟「関…！ここ病院だぞ…静かにしろ…」
関「…うっす…」
村「はあ…分かったよ…
お望み通り潰してやるよ…」
そう言うと村山は病室から出ていった。
その背中は、とても大きかった。
俺は自分を奢っていたのかもしれない。
この背中を越えられると。
轟「仲間のため…か…」
俺も、いつかは…
俺は拳を強く握った。
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無 - こんにちわ！この小説好きです！更新待ってますね！ (2019年9月18日 16時) (
レス) id: 06b55d11a8 (このIDを非表示/違反報告)
Яui(プロフ) - とっても面白いです！！これからも更新がんばってください！ (2017年4月5日 4時) (レス) id: 75a9f40aba (このIDを非表示/違反報告)
茉那(プロフ) - ゆうかさん» ありがとうございます！まだまだ至らない点がありますが楽しんでいただけるように頑張ります！応援よろしくお願いします！！ (2016年9月28日 20時) (レス) id: 44cc6f5367 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうか(プロフ) - すごいおもしろいです！更新楽しみに待ってまーす！ (2016年9月28日 20時) (レス) id: 8b68f6296a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Mana | 作成日時：2016年9月17日 16時
