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2/1 駄目な殺し屋【※小説擬注意】 ページ7

ザクザク、ザクザク。そんな音をたてて僕は歩いていた。少し歩いたところで、僕は道の端へより、しゃがんだ。寒い。僕の体はきっと雪まみれだろう。
暫くそのままにしていると、誰かが歩いて来た。その人は僕を見ると僕の側へ近寄った。

「おい。お前、家は?」
「…無いよ。とうの昔に、棄てたんだ。」
「奇遇だな。俺もだよ」

この街では孤児はそんなに珍しくない。寧ろ、親がいる子より親の居ぬ子の方が多いらしい。魔女から聴いた話だと、そう言うことだ。
僕は、親に棄てられた。とか、親が死んだ。と言う訳ではない。意図的に家を棄てた。僕には一つ下の妹がいたのだが、僕はそれすら見棄てた。
まぁ、お金も持っていない、身寄りのない子どもがすることと言えば、沢山あるのだが、これしかない。

「はいそれ没収」
「あっ」

僕は小刀で男を殺そうとしたが、殺す…と言うか、小刀を出す暇さえ与えてくれなかった。隠し持っていたのがばれたのだろう。

「返せ。」
「嫌だ」
「返せ。そして、離せ!!」
「それも嫌だ」

男は煙管を吸いながら小刀を上にあげた。僕はそれを取ろうと必死に手を伸ばすが、一向に届かない。端から見ればじゃれあっている様に見えるかもしれない。でも、これが無いと僕が殺される!

「……要件は」
「そうさなぁ。今回のこれは見逃してやるから、次頑張れよ。」

男はそういうと小刀を僕に返し、後ろを向いた。
チャンス!!
僕はそう思いながら男の背中を刺そうとしたが、それも止められた。

嗚呼、帰るのが億劫だ。

僕は帰ったあとのことを考え、溜め息をついた。
ーーー
文字数無いのでまきで

今回は何回やっても失敗する殺し屋の話を書きました。因みに作中に出てきた妹と言うのは前回(15冊目)の夜叉少女のことです。少女には兄がいて、でもその兄が居なくなったせいで少女は男として生きることを強いられましたが、ある日親族が何者かに殺されてしまいます。少女は体が勝手に動きその犯人を殺し、そのあとに魔女に出会います。少女は魔女に仕事を与えられながら生活していきますが、それの殆どは殺しです。少女はそれを全て完璧にこなします。少女と少年の圧倒的違いは、感情です。少女は感情を殺せますが、少年は感情を殺せません。

一寸文字数足りなくなってきたので此処で終わります。また明日

2/2 落書き詰め→←2/1 レトロ風味のイラストって良いよね



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作品ジャンル:エッセイ/日記
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涼風梓(プロフ) - 水野ひのはさん» 雛鶴「ありがとうなんだぞ!祝ってくれるだけで雛は嬉しいぞー!」ひのはちゃん祝ってあげて有り難う!ヒビヤ「お前の誕生日じゃないのにな」一寸黙ってヒビヤ (2019年3月3日 10時) (レス) id: b666f93d0b (このIDを非表示/違反報告)
水野ひのは(プロフ) - 雛鶴さんお誕生日おめでとうございます!私などが言わせて頂くのもなんか図々しいですが…笑最高の主と一生お幸せに…!! (2019年3月3日 9時) (レス) id: e92d2c77de (このIDを非表示/違反報告)
水野ひのは(プロフ) - 涼風梓さん» 梓ちゃんの響君愛に思わず微笑みながら見てしまったよ…笑一緒に過ごしてるならではの発言でほっこり(*´∀`*)そんなそんな全然気にしないでいいでござる!私こそまたまた長文、駄文失礼しました!!本当にありがとう!! (2019年2月24日 21時) (レス) id: e92d2c77de (このIDを非表示/違反報告)
水野ひのは(プロフ) - 涼風梓さん» アスロ「うめぇ。線が綺麗だな。繊細っつーのか?俺がカッターシャツ着てんの斬新だな、普段着ねぇから。こんな描いてくれるなんてすげぇよな。大事にしろよ」…との事らしい。なんか色々不躾な言葉もあるかもたけど皆感謝してるんだ…ッ!!!! (2019年2月24日 21時) (レス) id: e92d2c77de (このIDを非表示/違反報告)
水野ひのは(プロフ) - 涼風梓さん» 将来の夢はイラスト関係とかなのかな、それっぽいよね」リキヤ「えっ僕ら描いてくれた子がいるの!?!?えっ!?マジか見せて見せて!!…(見せる)…えっうまっw!!本当に全員描いてくれてる…うえ嬉し…」長文ごめんない、また次行きます…! (2019年2月24日 21時) (レス) id: e92d2c77de (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:涼風梓 | 作者ホームページ:http://ukaitue  
作成日時:2019年1月30日 7時

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