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2/14 くそったれな地獄から【※小説擬注意】 ページ15

此処はとある学校のとある教室の中。全員椅子に座っているので、恐らくは授業中だろう。
しかし、その授業は普通の授業とは違った。
ある者は教師に罵声を浴びさせ、ある者は周りと喋り、ある者は…と、こんな風に、この教室の子供達は態度が悪い。しかし、ある女性教師以外の授業だと大人しい。今は、その女性教師の授業なのだろう。
余りにも悲惨なこの光景を、ある人物は外から見ていた。その人物はニヤリと笑うと窓から教室へ突っ込んだ。余りの衝撃で窓ガラスは割れ、床も抉れ机はぶっ壊れていた。余りにも突然のことで女子生徒は悲鳴を上げた。
飛び込んできた人物はむくりと起き上がり焦点の合わない目で生徒たちを見回した。

「っはん。ガキじゃねぇか」

誰かがそういった。確かに、起き上がった人物は肩までの黒髪で、光り輝くその紫色の目はまるで宝石の様だ。そして身長は120にも達していなさそうな…まぁ、要するに少女だ。

「お前等。」

少女…魔女と言った方が読者には分かるだろうか。魔女は辺りを見回したあと言葉を発しようと口を開いた。

「お前等みたいなくそったれなガキ共には分からないだろうが。……お前等は、教師をなんだと思っているんだ?この…」と、魔女は女性教師を指差し「この教師はお前等のことを大切に思っている。将来役にたつようなことを精一杯考えてお前等に教えてやっている。…それなのに、お前等と来たら…」
「ガキがこんな所に来んなよ」

魔女の説教臭い台詞を遮り、誰かが全員に聴こえるようにそう言った。途端に、騒ぎ出す生徒達。
魔女は舌打ちをすると、全員の首に鎌が添えられた。恐怖でどよめきだす生徒たち。

「お前等は、魔女の話を聴いた時あるか?」
「魔女?魔女なんか居るわけ」
「黙れ。口を縫いあわすぞ」

魔女はゴホンと咳払いした後、話を続けた。

「昔、あるところにとある魔女が居ました。その魔女は自身の願いをなんでも叶える能力を持っていました。……ま、此処は関係無いか。その魔女には、ある私事でやっている仕事がありました。…それは、罪人に罰を与えること」

魔女はそれだけ言うとパチンと指を鳴らした。すると猛獣が現れ、生徒達を一人ずつ食いちぎっていきました。
痛い、来ないで、嫌だ、死にたくない。いろんな声が聴こえ、それを見ていた女性教師は助けようと足を動かそうとするが、固まって動けない。それは恐怖なのか、魔女が思ったのかは不明だった。

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作品ジャンル:エッセイ/日記
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涼風梓(プロフ) - 水野ひのはさん» 雛鶴「ありがとうなんだぞ!祝ってくれるだけで雛は嬉しいぞー!」ひのはちゃん祝ってあげて有り難う!ヒビヤ「お前の誕生日じゃないのにな」一寸黙ってヒビヤ (2019年3月3日 10時) (レス) id: b666f93d0b (このIDを非表示/違反報告)
水野ひのは(プロフ) - 雛鶴さんお誕生日おめでとうございます!私などが言わせて頂くのもなんか図々しいですが…笑最高の主と一生お幸せに…!! (2019年3月3日 9時) (レス) id: e92d2c77de (このIDを非表示/違反報告)
水野ひのは(プロフ) - 涼風梓さん» 梓ちゃんの響君愛に思わず微笑みながら見てしまったよ…笑一緒に過ごしてるならではの発言でほっこり(*´∀`*)そんなそんな全然気にしないでいいでござる!私こそまたまた長文、駄文失礼しました!!本当にありがとう!! (2019年2月24日 21時) (レス) id: e92d2c77de (このIDを非表示/違反報告)
水野ひのは(プロフ) - 涼風梓さん» アスロ「うめぇ。線が綺麗だな。繊細っつーのか?俺がカッターシャツ着てんの斬新だな、普段着ねぇから。こんな描いてくれるなんてすげぇよな。大事にしろよ」…との事らしい。なんか色々不躾な言葉もあるかもたけど皆感謝してるんだ…ッ!!!! (2019年2月24日 21時) (レス) id: e92d2c77de (このIDを非表示/違反報告)
水野ひのは(プロフ) - 涼風梓さん» 将来の夢はイラスト関係とかなのかな、それっぽいよね」リキヤ「えっ僕ら描いてくれた子がいるの!?!?えっ!?マジか見せて見せて!!…(見せる)…えっうまっw!!本当に全員描いてくれてる…うえ嬉し…」長文ごめんない、また次行きます…! (2019年2月24日 21時) (レス) id: e92d2c77de (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:涼風梓 | 作者ホームページ:http://ukaitue  
作成日時:2019年1月30日 7時

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