【五虎退成り代わり】復讐者【刀剣乱舞】 (ページ7)

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復讐　7人目ページ7

そう言えば……

もう7人目ですか

早い物ですね

『主様』

なんとなく､そう呼んで見ただけ

僕は

審神者の事を主様と呼ぶのは駄目だった

審神者様と呼べ

そう顕現された時に言われました

初めての主命がこれ……

「…………」

目の前の審神者は横たわっている

僕が殺った

『主様主様主様主様主様主様主様主様主様主様主様主様主様主様主様主様主様主様主様主様主様主様主様主様主様主様主様主様主様主様主様主様』

僕は､主様と

言えなかった分だけ､言いました

………

悲しくも

嬉しくも無いのに

涙が流れ落ちて居ます

僕だって

認めて欲しかった

本当の気持ちは

ずっと､心の奥に止めて置いた

粟田口兄弟にに会うな

何で…?

お前が居たから第一部隊は負けた

負けると分かって居たのに､何故僕を第一部隊に入れたんですか？

お前に泣く資格など無い

そんな所まで縛られてたまるか

……………

何処からか､産声が聞こえてきました

嗚呼､赤ん坊が産まれたんだなぁ

だけど､母親らしき人のすすり泣く声

嗚呼､もう死んだのか

可哀想

そう思っていると

目の前に僕より小さい男の子が現れた

『貴方は誰?』

「僕は上杉宏光」

『上杉宏光君ですか
良い名前ですね』

「だけど､僕はもう死んだ」

『さっきの産声の主は､貴方ですか？』

「うん｡胎児って言うのになった」

『胎児………』

確か………産まれてすぐ亡くなった子の事を言うんでしたっけ…?

「僕は､君…………
上杉藤四郎の持ち主になる筈だった」

『え…?
上杉藤四郎は……実在しないんじゃ…?』

「抑
僕や､後に産まれてくるｰｰｰｰも
君が作った幻
僕達は､元々存在しない
架空の人物
僕達は
物語の登場人物にすぎない
そして
君は､この物語の主人公さ
主人公は何をしても許される
何がしたい?
虐殺?
復讐?
墜ちる？
………
好きなのを選んで良いよ」

『…………
僕は
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ』

「！…………
分かった
じゃあ､元の世界に返すね」

『………』

「僕の作った物語にもう少し
付き合って欲しい」

『ええ
復讐を
必ず為し遂げます』

「楽しみにしてるよ」

『はいっ…！』