【五虎退成り代わり】復讐者【刀剣乱舞】 (ページ6)

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復讐　6人目ページ6

【最近､審神者が何者かに殺されている事件が勃発！
被害者は全員ブラック本丸の審神者！】

……………

事件になりましたか……

『僕の中に
五虎退はもう居ない』

例え､使っている短刀が｡五虎退だとしても

……………

次の名前は何にするか

そう考えていると､誰かが僕の頭に手を置いてきた

僕はすかさず相手の居る方向に向き､武器を構えた

「おっと､驚かせてしまったな」

『………三日月……宗近……?』

「嗚呼､さて……
単刀直入に言う
今回､この事件を起こしたのは五虎退……だな?」

『………それが何です』

「実は被害者の中に俺の主も居たのだが……」

『っ…』

殺される………っ

「嗚呼いや
殺したりはせんぞ
ただな
有難う
それが言いたかっただけだ」

『え……』

有難う?

有難う何て………僕…………初めて言われました……

悲しくも無いのに､目からぽたぽたと雫が垂れてきた

「！………泣いて居るのか？」

『なんっ……で………有難う何て……っ
言われないといけないのっ………ですか………っ?
うぁっ……
僕なんてっ…………
誰もっ…幸せにならないことっ……しか……
やって居ないのにっ……！』

「五虎退………
そうだな……
俺も､その審神者殺しに参加してやろうか?」

僕は､涙を拭い｡こう言った

『っ……
いえ………
僕が最初に殺ったんです……
だから､僕が最後まで
やってみせます』

「……お主……
本当に五虎退か……?」

『はい､元､五虎退｡現､上杉藤四郎です』

「上杉藤四郎か……
良い名だな」

『はい､元の主が｡上杉謙信公でしたので
僕は､五虎退と言う銘を捨て
上杉藤四郎に戒名致しました』

「…………
やはり､粟田口と言うことか」

『?』

「いや何
物腰や､口調が
一期に似ているな｡と言う意味だ」

『いち兄に似ている………』

嬉しい

…………

けど､今の僕は

汚れてしまった

だから……もう

いち兄や兄弟に会えない

…………いや

皆に会えないような事をしてしまった

今しているのは……

歴史改変

…………

復讐を果たしたら

僕は…………

ｰｰｰｰ様の手で……

折って貰いましょう……