jyo.hashi (ページ4)

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幸せページ4

夜の仕事。
No.1の丈×売れてない橋

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hashi

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目が覚めたら真っ白な天井。
辺りを見回したら凄い高そうなもんばっか。
……ここ、俺の家やない。
そう思って焦って起きようとしても頭が痛くて起きられへん。

何やらかしたん、俺。
昨日のことを必死に思い出していると、扉が開く音がした。

「あ、起きたん？」
「へっ…なんで…？」
「昨日お前が店で潰れたからやろ。」

潰れた…？俺が？嘘やん、何で潰れたんや……

「…もしかしてボク、アスカさんに迷惑掛けちゃいました…？」
「迷惑ちゃうから別にええけど、勧められても酒はあんま飲まん方がええで」
「…ボクみたいな売れてないホストはお酒飲まんともう何にも使えへんからええんです、」
「…そういうこと言うてる訳やないんやけどなあ……」

そう言うとアスカさんは頭を抱えて座り込んでしまった。
えっ、俺なんかアスカさんの気に触るようなことしたんやろか……クビにならんよな………？？
何てビクビク怯えながら聞いてみる。

「あの、ボクアスカさんの気に触るようなことしてしまったら謝るので何でも言うてください……ボク昨日の記憶無くて……」
「ジョウ、」

ジョウ？何の名前やねん………

「アスカやなくて、ジョウ、って呼んでくれたらもうええよ、」
「ジョウ…？さん、？」
「さんやなくてええよ。てかさん辞めて敬語も外せ、」
「いや、それは…やって先輩、ですし、」
「じゃあ先輩命令な。」
「……分かりました。」
「やなくて？」
「…分かった、」

俺が敬語を辞めると満足そうに口角を上げて笑ってる、多分笑ってるんやなくてにやけてるけど。

「カナタは？」
「…はい？」
「本名。なんて言うん？」
「ボクも言わなあかんのですか？」
「そりゃ言うやろ。No.1の名前知ったんやぞ。」

何でこの人No.1なんやろ。
中身最悪やん。

「なあ、聞いてんの？」
「…ああ、はい、」
「じゃあ、カナタの名前はなんて言うん？」
「…カズヤ、です、オオハシカズヤ、」
「オオハシカズヤな、覚えたわ。」

…そう言えば、アスカさん、やなくてジョウくんに流されて昨日何で俺が潰れたのか聞いてない。
流石No.1ホストやな、って感じの喋りでもう何話そうか忘れてまうわ。危ない危ない。

「ジョウさ、やなくてジョウくん！」
「ん？」
「ボク、何で昨日潰れたんか教えて貰ってもええですか…？」
「はあ？話聞いてた？」

……ん？
ああ、ジョウくんのヘルプ入ってお酒飲んで潰れたんか。思い出した。

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