僕の前から消えた君は (ページ3)

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インスタライブページ3

夜間実技が終わって、
また選択室Cに向かった

楽器を広げ、今度はアップテンポな曲を弾こうと思い

ピックを探すがどこにもなかった

『嘘でしょ…』

どこを探してもなくて
諦めて帰ることにした

『ただいま～』

母「おかえり～」

『あ、お母さん、今日ライブするね』

母「ん、わかったわよ～
もう晩ご飯できてるから着替えて来なさーい」

『ありがとう』

私の家はごく普通
お父さんが医者でお母さんは公務員

2人に私の夢は言ってあるし、応援してくれてる

2人とも音楽が好きだからね笑

さっき私が言っていたライブというのは
インスタライブのことで

ためしにやってみようと最近思いついたこと

1ヶ月くらい前からはじめて、フォロワーさんも着々と増えているところだ

晩御飯を食べ終わった私は自室にもどり

早速準備を始めた

よしっ

『こんばんは～、名前です
来てくれてありがとうございます

実は今日ピックを無くしてしまって
少しテンションが落ちてます…

どうでもよかったですね笑

今日リクエストありますか？

パク・ウォンさんのall of my life、いいですね
でも今日の朝歌ったんですよね笑

お、雪の華ですか、いいかも

いっぱいある…

じゃあとりあえず雪の華と、all of my life歌います

だよね、今日リクエスト多いね笑
嬉しい限りです

それでは聴いてください

雪の華』

ライブ配信を終えて

楽器を片したあとツイッターを開いて

フォロワーさんからのコメントを返す

インスタとツイッターは繋がっているため

フォロワーさんとのやり取りはツイッターで行う

動画アップしてほしいとか

YouTubeやってーとか

嬉しいコメントが沢山ある

もちろん傷つくコメントもあるけど

私には私のやり方があるから

それを踏まえて私の歌を好きだと言ってくれる人がいる限り、別に気にしないようにしている

そんな時、ある人からのDMがきた