ヴァンパイアとプレゼント・マイク ページ10
「何だ何だァ?親が無愛想だと子どもまでそう育っちまうのかァ?ヒドいねェ、イレイザーヘッド!」
「お前、本当黙れマイク。喉潰されたいのか?」
「ヒューッ、シヴィー!商売道具にも遠慮ナシかよ、オイ!」
そうだぞ、狼に喉元噛み付かれて喰い殺されたくなければ本当に黙れ。
頭を撫でるな猫なで声を上げるな見下すな。
実は消太は私とトサカの2人を思ってこんな言い草をしていたことを私は知らなかった、つくづく私は人の心を読むのが下手だし、彼は人の心を察するのが上手い。
「あぁ…A。一応紹介しとく。こいつはプレゼント・マイク。
「お前、俺に対しての紹介ヒドいね…まぁ、つうわけでヨロシクなAチャン!」
「…私を見下すな鶏。絞め殺すぞ」
「更に上を行くシヴィーがここに!!イレイザーお前子どもにどんな教育してんだよ!?」
「正直に育つよう教育してる」
「何なのお前ら!?シヴィー過ぎ!!ドシヴィーじゃねぇか!!!」
何を言っている、貴様こそどんな教育をされたらそう人の機嫌を損ねることのできる性格になれるというのだ。
それにしてもなるほど、こいつの言う限りでは、私と消太は似ているらしい。親子だと偽るにはちょうど好都合じゃないか。長らく人間観察を趣味としていて良かった。
「俺この娘嫌いだわ」「奇遇だな、私も君が嫌いだ」「ホントなんなのこのガキャあ!!」
「もう止せA」
消太は号泣しながらも私に掴みかかろうとするトサカと応戦しようとする私を宥めにかかった。
「ほらアレだ、大人にゴマすっときゃお年玉貰えるぞ」
「彼奴からもらう金は汚いだろうからイヤだ」
「丸聞こえだから!!本当に何なのお前らもうイヤだ!!!」
まったく本当に五月蝿い男だな、このトサカは。本当の鶏のようだ。
その日から、我々は犬猿の仲となったのだ。天敵と言ってもいい。
そして後に設けられた、『HERO FM』にて深夜一時から早朝五時まで流れる『PresentMICのぷちゃへんざレディオ』というラジオにて、彼が「マブの子どもが俺に懐いてくんないんだけど、どうしたらいいと思うリスナー!?」と泣みだぐみながら逆質問した事が、ヒーロー界の歴史に刻まれたんだとかいないとか。
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ハック - ぶつかりあえのところヒーロになっとる (2021年9月25日 22時) (
レス) @page29 id: 0c5e7e9ecb (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 時雨さん» はい、私もおもくっそ楽しみです。 (2017年1月6日 7時) (レス) id: cb57f05521 (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 時雨さん» わぁお!!本当ですね、ご指摘ありがとうございます。 (2017年1月6日 7時) (レス) id: cb57f05521 (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - 瞳孔じゃなくて同校じゃないですか？「恐るべし」の所 (2017年1月5日 23時) (レス) id: c6b79d49da (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - 夢主ちゃん可愛いぃぃぃぃ！家庭教師ヒットマンREBORNご存じなんですね！私エルドライブアニメ化楽しみすぎて寝れないです (2017年1月5日 22時) (レス) id: c6b79d49da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サラ | 作成日時：2016年8月6日 17時
