邂逅 Side.S.Aizawa ページ4
俺こと、相澤消太は齢十五にして、とんでもない厄介事に巻き込まれた事となった。
今思えば、あの出会いはそれこそ、砂漠でミジンコに遭遇する規格で、無くても可笑しくなかった出会いだった。
そう、偶然中の偶然とも言える。
あの、不思議生物との出会いは。
冬のある日、もうすぐ学年末考査を控えている、そんな時期だった。
俺は学友の誘い(マックに行かないか、とか確かそんなものだった)を断って、真っ直ぐに帰宅した。
今にしてみれば…下らないと蹴った山田の誘いを承諾したら、彼奴との出会いは疎か、彼奴すらこの世に存在出来ていなかったのだろう。
それぐらいに、あいつは脆くて儚い“命”だった。
いつものように、誰もいない家の玄関を開け、自室の扉を開ける。
ここまではいつも通りだった。けれど、床一面を見て目を剥いた。
フローリングに血だまりができていたのだ。
部屋の主の知らない間に、自室を殺人現場にでもされたのかとも思った。
すぐに血の量を確認しようとしゃがみこんだ。
そして、自分の目を疑った。
なんと、血が自分を襲って来たのだ。
一昔前の『エイリアン』なんて映画があったが、あれを思い出させた。まるで歯を剥き出しにした蛇のように、床から飛び上がって、俺の方に飛んで来た。
しかし、俺も伊達に最高峰のヒーロー科に属してない。すぐに後方に飛び退いて、“個性”を消した。消した、のだが。
化け物はそれを気にも留めないで、俺の腕に喰らいついた。俺は完全に言葉を失って、自分の腕ごと其奴を引っ掻いた。
しかし、忘れちゃいけない、其奴の正体は液体だ。
俺の爪と指の隙間を縫うだけで、そいつは構わず俺の腕に喰らいついたままだった。
「くそっ、おいっ!!離れろ!!」
思わず瞬きしてしまい、�犖沈��瓩�解除される。この時は俺もまだまだ青かった、という事だろう。
どうしたら離れるか、と歯を食い縛ったら、直後に化け物は床に落ちた。落ちた、というよりかは、やっと離れた、という感じだった。しかし、まだ油断はできない。
俺はできるだけ瞬きしないように、そいつから目を離さなかった。
しかし、化け物の次の行動に俺は唖然することとなる。
「じ…」�牴鮫瓩�聞こえた。それは化け物のものだった。
「は?」
「もじ、ことば、まだぜんぜん、わからない。おしえて、」
そうとだけ言って、化け物は首を傾げた。俺だって傾げたい。
そんなことより。
「お前は、何なんだ?」
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ハック - ぶつかりあえのところヒーロになっとる (2021年9月25日 22時) (
レス) @page29 id: 0c5e7e9ecb (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 時雨さん» はい、私もおもくっそ楽しみです。 (2017年1月6日 7時) (レス) id: cb57f05521 (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 時雨さん» わぁお!!本当ですね、ご指摘ありがとうございます。 (2017年1月6日 7時) (レス) id: cb57f05521 (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - 瞳孔じゃなくて同校じゃないですか？「恐るべし」の所 (2017年1月5日 23時) (レス) id: c6b79d49da (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - 夢主ちゃん可愛いぃぃぃぃ！家庭教師ヒットマンREBORNご存じなんですね！私エルドライブアニメ化楽しみすぎて寝れないです (2017年1月5日 22時) (レス) id: c6b79d49da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サラ | 作成日時：2016年8月6日 17時
