爆豪勝己の苦悩 Side.K.Bakugo ページ15
相澤 A。
俺の一番気に喰わないヤツ。
デクの野郎も気に喰わないが別のベクトル上であのアバズレも気に喰わない。
まず、初対面から気に喰わなかった。それ以降も俺があいつを気に入る要素なんて何一つなかった。原因は全然わからなかったが。
『勝己、やり過ぎだ。出久は何もしてないじゃないか』
『ゥるせんだよ糞アマ!!いっつもデクの肩ばっか持ちやがって!!』
『当たり前だろう、彼は何一つしちゃいない、君こそいい加減その子供じみた性格を直せ』
出久、出久。
俺の『勝』の字もあいつの頭ん中には入ってないんじゃないかってくれェあいつの頻繁に呼ぶ野郎の名前は昔っからたった一つ。
俺に比べりゃ、あいつの持ってるものなんて何一つねェ。何もできねェクソナード。
一体どういう神経してたらあんな木偶の坊の肩持てるってんだ。
悔しいが、俺だってあの女には劣ると思う。外見とか才能とか身体能力とか外見とか。
でもクソナードとあいつを並べたら、それこそ月とスッポン、クイーンビーとルーザーほどの差がある。それに比べりゃ俺の方がまだマシなはずだ。
『スパイダーマン』じゃあるまいし、負け犬があの才女とくっつけるなんて、そう都合のいい話はない。
Aとデク。俺の気に喰わない二人は、一つだけ共通点がある。
それは、どっちも現実が見えていないって点だ。
何故それがわかるかというと・・・恥ずかしい話、俺は無意識の内にムキになってバカどもに現実を見せようと躍起になった事があった。
“無個性”のデクには力の差をしばしば見せつけて、勝ち組のAには言い寄って、いつも気があるフリをして。
このことは、俺の人生で一番の失態だった。
バカはバカのまんまで、二人の仲は一向に引き裂けなかった。
デクの野郎は俺が唯一手に入れられない“モン”を手に入れやがったんだ・・・“無個性”の木偶の坊の分際で。
そして中学の頃ようやっと、相澤 Aの気に喰わない理由がわかった。
それは、あいつの存在がいっつも俺に敗北を身に感じさせるからだった。それまで、俺は自分が絶対的勝者であると疑っていなかったからだ。これは俺の人生における第二の汚点と言える。
クイーンビーとルーザーの圧倒的な違い Side.I.Midoriya→←“個性”ヴァンパイア Side.Protagonist
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ハック - ぶつかりあえのところヒーロになっとる (2021年9月25日 22時) (
レス) @page29 id: 0c5e7e9ecb (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 時雨さん» はい、私もおもくっそ楽しみです。 (2017年1月6日 7時) (レス) id: cb57f05521 (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 時雨さん» わぁお!!本当ですね、ご指摘ありがとうございます。 (2017年1月6日 7時) (レス) id: cb57f05521 (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - 瞳孔じゃなくて同校じゃないですか？「恐るべし」の所 (2017年1月5日 23時) (レス) id: c6b79d49da (このIDを非表示/違反報告)
時雨(プロフ) - 夢主ちゃん可愛いぃぃぃぃ！家庭教師ヒットマンREBORNご存じなんですね！私エルドライブアニメ化楽しみすぎて寝れないです (2017年1月5日 22時) (レス) id: c6b79d49da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サラ | 作成日時：2016年8月6日 17時
