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林芙美子とは ページ48

頁が余ったので主人公のモデルとなった林芙美子嬢の話をします。


話といっても、主人公との関連性くらいです。


1.まず、林芙美子は物心ついた小学生時代に貧しかった生い立ちからか、底辺の庶民を慈しむように描いた作品に、ことに名作があります。

「文壇に登場したころは『貧乏を売り物にする素人小説家』、その次は『たった半年間のパリ滞在を売り物にする成り上がり小説家』、そして、日中戦争から太平洋戦争にかけては『軍国主義を太鼓と笛で囃し立てた政府お抱え小説家』など、いつも批判の的になってきました。しかし、戦後の六年間はちがいました。それは、戦さに打ちのめされた、わたしたち普通の日本人の悲しみを、ただひたすらに書きつづけた六年間でした」と言われるように波瀾万丈でした。(wikipedia)

…まさにストレイドッグスのような人生だったわけです。
主人公のAにも、このような人生を生きてほしくてあえて一般家庭→廓→診療所→マフィアなどという波瀾万丈な人生を送らせています。


2.実は男遊びが盛んな、淫乱な女性だったようです。母キクも男遊びが大好きだったとか。
遺伝、でしょうか?
独身時代に3人の子をもうけますが、いずれも父親は別人です。

本作では父親が浮気に走ってしまいますが…。

最後には手塚緑敏という画学生と結婚したようです。その後も男遊びは続いたと言いますが。

この点はAと真逆かも?
けれど男に惚れられる点では同じか。無類の動植物好きだし。

因みに芙美子女史は、他の女性作家に嫌がらせや妨害などをしていたとか。
晩年まで執筆活動を熱心に続けていたのは他の女性作家に仕事を寄越したくなかったとか。

葬式には同じ女性作家が一人も並ばなかったとか。

女性受けが悪いという点も、原因は違えど共通のものをもたせています。


3.よく泣く人だったようです。それはもう安直に。
このことを言った平林たい子は遠回しに彼女の悪口を言っておりましたが、芙美子の悪口を述べるだけで夜が明けるのだとか。

なんて奴だ、林芙美子!

Aちゃんも一層のこと悪女にしてやろうかな…。


でも彼女も実はよく泣くんだよなあ、これが。


4.人柄とは対照的な自宅。
林芙美子邸、是非行ってみたらいかがか。

Aは今は事務所の一室住まいだけど、いつか親離れしたら一軒家にも住むのでしょう。


他にも成金になったら夫を置いて海外旅行に出てしまうなど、奔放な女性だったようです。

Aにも当てはまるなこれ。

後書き→←異動会談



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サラ(プロフ) - 真昼ノ夢さん» 嬉しいコメントありがとうございます!今後も楽しみにしてください (2017年5月11日 1時) (レス) id: cb57f05521 (このIDを非表示/違反報告)
真昼ノ夢(プロフ) - すっごく面白かったです!一気に読んじゃいました(*^^*)更新を楽しみにしています (2017年5月10日 22時) (レス) id: 91c8c67e41 (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - kanameさん» うれしいコメント誠にありがとうございます…変換ミスやっちまったなあ… (2017年5月7日 20時) (レス) id: cb57f05521 (このIDを非表示/違反報告)
kaname(プロフ) - スッゴク好みです( ☆∀☆)応援しています(^o^)vあと、25ページの君が黄身になってますよー (2017年5月7日 19時) (レス) id: e97e2f1677 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サラ | 作成日時:2017年5月6日 9時

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