【文スト】さぁ、ゲームを始めましょう？【悪女主】

ゲーム6 ページ7

次の日

仕事場に行くと

木村さんがいた。

「おはようございます。」

丁寧な挨拶をしてきて少し驚いた


私も挨拶を返して自己紹介をする。


木村さんも、自己紹介してくれた。


「へぇ〜。」と、私をじろじろと観察する。



「もしかして、新しいキャラクター？！」とか、聞こえた。



そう思っててくれても構わないけれど

組合戦は、まだ始まっていない。


でも、そろそろ始まってしまう。



楽しみ・・・。


『あまり、見られると恥ずかしいな・・・』

私は目を恥ずかしそうに逸らす。


「すみません！綺麗な人だなぁと思って。」


『あ、ありがとう。』

私は、少し頬を染めた。


「あ、太宰さんもおはようござまーす。」と、治の方に行ってしまった。

「ぼく、何すればいいですか？」



「そうだなぁ。国木田君に、聞いてきたら？」



「そっか！」


国木田さんの近くに行き話をしている。



「あの子、面白いね。」


と、後ろから治の声がして抱きしめられた。




「もしかして、そういう関係ですか？！」と、木村さんがこっちに大きい声で言ってきた。



忙しい人ねぇ

ごめんね。治。否定させてね。


『いや、違うよ。』

私が、そう言っていると少しだけ腕の力が強くなった。

治、最後まで聞いてほしいな。

『けど、私にとっては大切な人かな。』

私は、治の手を触りそういった。


さらに、抱きしめられる力は強くなり

「早く、私のになればいいのにー」

耳元で囁かれた。


治の声・・・すごく、好き。

低すぎず丁度いい。


「ひゃー・・・//」

顔を赤らめる木村さん。

馬鹿みたい。

そのまま、嫉妬してくれたらおもしろいのになー。

けど、嫉妬すると思うよ？

誰にだって、闇はあるのだから。

ね？


「おい！！太宰！！な、何してるんだ！仕事をしろ！！Aから離れろ！！」

国木田さんが近づいてきて離そうとする。


「ちぇ・・・国木田君も抱きしめればいいじゃないか。まぁ、渡さないけどねぇ。」


『治、お仕事したらご褒美あげるよ？』

私が、そういえば素直に離れてくれて


「それは本当かい？」

笑顔だけど企んでそうな顔で甘い意味深な言葉をつぶやいてきた


＿＿＿＿＿今夜は、寝れるとは思わないでね。




私は、少し首を傾げて分からないふうをだし

まぁ、実際は本当に分からないから演技だけど演技じゃない。

『わかったよ。じゃぁ、約束ね？』

「あぁ」

治の私に対して見せてくれる笑みは優しいな。

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