【文スト】元の世界なんて帰りたくない３

世界89 ページ29

ふと敦君の声が、聞こえてきた


「Aちゃんって本気で怒ったことってあります？」


「急にどうしたんだい？」

ほんと、急だな


「いや、少し気になって僕が弱音をいったりAちゃんにやつあたりで

ひどいこといったときもきれたりとかしないで僕のことを受け入れてくれたから気になって」



「ねぇ、敦君それ私初耳なんだけど？Aに、なんていったの？

もしかして、君のせいだったのかな？Aがね、自分を責めてたんだよね。

帰ってきたと思ったら目を泣きはらしてて

でも、名前は言わなかったんだよね」



怖い笑顔をした治


「あ、、、えっと、その、、、そんなことが、、、」


目をそらして後ずさる敦君

あーそんなこともあったな

あの頃ほんとにつらかったんだもんね？

もう、昔のことだから別に気にしてない・・・

嫌なこと言われたけど、、、実際にそうだもんね、、、



「貴様らおしゃべりは後にして仕事をしろ！！！」



私は、治の近くにいって口を開いた

乱歩さんなら察してくれたよ？

「治。それ、敦君じゃないよ？」

私は、庇う

だって、なにするかわからないじゃん

私を傷つける人を苦しませようとするのいい加減やめてほしいな

うれしいけどさ、、、


「え？じゃぁ、誰なんだい？」

「もう、関わりなくなった友人だよ？」


治は、ため息をついた。



「Aちゃん、僕以外にも友達いたの？」


ううん。友達なんて敦君しか作らなかったし

友達を作ろうなんて考えはなかったよ？



けど、今は仲間がたくさんいる。


「もちろん。いたよ。なかなか、会えなくて捨てられちゃったけどね」

私は、笑顔で言った



それは、自分自身なのかもしれない

自分が自分を捨てたんだ。



「つよいな・・僕も、強くなりたい。」



「なれるよ。敦君なら」

私もね。まだ、弱虫なんだ。

自分のことを優先してしまう

物語も私がいる時点ですべてが、かわっている。

夢恋歌子も物語を壊そうとしている。

まぁ、一緒じゃないけど



ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
ここからキャラ名無しでの更新になります。
初めて読んでくださっている方には判断難しいところが、ありましたら
申し訳ございません。

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