第9話 ゴミ ページ11
貴方「あり…がと。送ってくれて。また明日ね！」
そう言い私はドアを開けようとしたら
ｷﾞｭ…
貴方「渚…君…？」
後ろから抱きつかれた
渚「何かあったら、すぐ電話してね。夜中でも何時でもいいから。いつでもすぐ、駆けつけるから。だから…一人で抱え込まないで」
そう言った渚君の顔は真剣だった
ここまで私を愛してくれるのは君だけ
だから私も貴方だけを愛す
貴方「うん、ありがとう、“渚”！」
そう言い私はドアを開け家に入った
貴方「ただいま…」
「ねーちゃん！お帰り！！」
と私に飛びついてきたのは陸。
陸だけは私の味方をしてくれてる。
年齢は小学六年。
貴方「駄目だよ、陸。お母さんにバレたら陸も怒られるよ」
そう言うと陸はいつもこういうんだ
陸「別にいいよ、だって俺ねーちゃん好きだし！俺がずっとねーちゃんの味方する！」
そうやって笑顔で言ってくる。
貴方「そっか、ありがとう」
陸だけが私の家族。
すると、奥から母親が出てくる。
母「陸、そんなゴミのとこに行っちゃ駄目よ。移るわよ。」
母は私を冷たい目でみてくる
でも慣れた。
毎日この目を見てるから
毎日言われてるから
貴方「…陸、お母さんのところ行っときさい？おねーちゃん勉強するから…」
しぶしぶと陸は私から離れた
母「A、上でお父さんが待ってるわよ。」
それだけ言うと母はどっかいった
お父さんが待ってるとかどうせまた説教でしょ
私は嫌々とお父さんの部屋へ行く
父「お前、E組に落ちたそうだな。」
貴方「…はい…」
父「頭だけは落とすなと言ったはずだ。お前の取り柄は勉強だけだからなぁ！」
そう笑い出す父
貴方「…」
父「なんだその目は。あ？」
そういい父は私を殴る
不思議とあまり痛みをかんじない
慣れたからかな
なれって恐いね
貴方「もういいですよね」
そういい私は部屋をでて、玄関に向かう
陸「ねーちゃ…？どこいくの！」
貴方「…ごめん…おねぇちゃん、もうここにはいられないみたい。元気でね？」
陸ごめんなさい。私はここにはもう居たくない
家族って…なんだっけ
愛って…なんだっけ
温もりって…どんなのだっけ
渚君…渚…
貴方「いやぁぁぁぁぁぁ！」
頭の中を今までの映像が流れる
痛い…痛い…
もうイヤだよ
誰か
助けて…
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愛姫(プロフ) - いちごさん» ありがとうございます。こちらもゆっくりにはなりますが、更新していきますね！ (2020年5月11日 22時) (
レス) id: 4f1d8b2671 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - 続きがとてもみたいです！更新よろしくお願いします！ (2020年5月11日 22時) (レス) id: 0357050ae1 (このIDを非表示/違反報告)
愛姫(プロフ) - 閃光の舞姫さん» ありがとうございます！少しずつ更新していきます (2020年1月9日 1時) (レス) id: 4f1d8b2671 (このIDを非表示/違反報告)
閃光の舞姫 - 更新、頑張ってください！続きに期待！ (2019年12月28日 21時) (レス) id: ec5f69df48 (このIDを非表示/違反報告)
葵 - 面白いです！泣いちゃいました・・・更新待ってます！ (2019年12月28日 19時) (レス) id: 0635f1c854 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：愛姫
| 作成日時：2016年1月27日 22時
