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ep.15 ページ15

少しの間放心していると扉の向こうからキャハハハ!と複数人の女の声が






「いい気味だわ!」




「副社長に話しかけられて調子に乗ってるからよ!」






それだけ言うと満足したようでトイレから出ていく






『何よ!私だって話したくて話してるわけじゃ無いわよ!』






個室から出て鏡に向かって愚痴を溢すミニョ





服からポタポタと滴を垂らしつつ自分もトイレから出ようした






ドンッ!!





『わっ!』






?「冷たいな!?」






曲がり角で1人の男とぶつかった






『あ、いたたた!』






?「なっ!先にぶつかったのはそっちだろう?それより何でそんな濡れてるんだ?私まで濡れたじゃないか」






『私にも色々と複雑な事情があるんです!それよりこのままじゃ風邪ひくので帰りたいんですが!また後にしてくれませんか?』






ミニョとぶつかったのは会社では目立つだろうライダースジャケットを着た体格の良い男






「…じゃあ私が助けてやろう、お礼はまた後日な」






そう言うと男はミニョの手を取り歩いていく







『ちょ、ちょっと!!』







あっという間に男の車らしき外車に乗せられるミニョ







そうして着いたのはメンズとウィメンズ両方の服を取り扱ってる高級ブティック




連れてきた当の本人はブティックのスタッフと話し、服の品定めをしている






チラッと近くにかけられている服のタグを見るといつも買う服より倍の値段でそっと手を離すミニョ






暫くすると決まったのか男が服を渡してくる






「これを彼女に着せてやってくれ、服は着て帰るからタグは取ってくれ」





そう言うとスタッフはかしこまりましたと笑顔でミニョをフィッティングルームへ




ーーーーーー




シャッ




諦めてミニョが服を着替えて出てくる。





それを見た男は満足そうに頷き、支払いの為のカードを出す






『ま、待って!私こんな金額払えない!!』






「私が払うと言っただろ?それにお礼は後日してもらうから良い」






『でも!私貴方の名前も知らないのに…そんな!』






「俺の名前はワン・ジョン。ワン・ジョンだ、忘れるなよ?」

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Ruby(プロフ) - 続き、楽しみにしてます! (2021年4月8日 12時) (レス) id: ccc02d9cf9 (このIDを非表示/違反報告)
- 続きが楽しみです! (2018年12月5日 22時) (レス) id: 193d98d6bf (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 名前変換できるようにして欲しいです、ウク皇子落ちにして欲しいです (2018年3月18日 1時) (レス) id: dfe0d85699 (このIDを非表示/違反報告)
ユヅ(プロフ) - 面白いです、更新頑張ってください!! (2018年3月5日 22時) (レス) id: 733be81de9 (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん - 小説楽しみにしてます。 (2017年9月26日 21時) (レス) id: ddb884690b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:zin | 作成日時:2017年5月23日 23時

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