第六集 ページ7
子軒のすぐ後ろに控えていた弟子がそう言い放つ
それに怒った無羨が言い返そうとする
羨「おい、先に来たのはこっちだぞ」
弟「それが何になる、文句は店主に言え。もう借り切ったのだ」
弟「若様は素性の分からぬ者は好まぬ」
羨「座学に帯同するのは各仙家から数名。こんなに多く引き連れて何をする気だ？」
弟「我らは従者だ、何か文句でも？」
羨「流石蘭陵金氏だけある」
弟子に言い返していた無羨、それを前に居た維英が止める
『……子軒殿、私は蘭陵金氏の事を同じ五大仙家として信頼を置いていましたがそちらの弟子の方の物言いを聞いていたら金氏は銭があり夜狩の道具が多く買えるだけで、弟子自体の教育が余りなっていない様ですね……』
弟「なっ！」
維英は持っていた愛用の扇子を開き金子軒を見る
『先程、阿澄は金の若君ではなく末の若君と言ってしまいました。しかしそれを正す弟子のその物言い…礼儀がなっていないと思いますが？貴方同様に阿澄もまた、雲夢江氏の跡取り。そちらの弟子は敬語を使うべきだと思いますが？』
そう言い終えると維英はピシャッ！っと仰いでいた扇子を閉じる
子「…申し訳なかった、弟子の礼儀は私が対処しよう」
羨「姑蘇藍氏の家規は凄く厳格だとか、それなのにこんなに威厳を見せつけるなんて心配になってきた。厳しさに耐えられるかな？」
厭「阿羨」
羨「師姉、俺は善意から忠告をしただけさ」
弟「っ！不遜だぞ、それが雲夢江氏の礼儀か？」
弟子が持っていた剣に手をかける
羨「何処が不遜だ？答えろ」
『……よすんだ、阿羨。我々はもう雲深不知処へ行こう』
羨「……分かったよ大師兄」
『それでは子軒殿、失礼する』
ーーー
その後出発する準備の為、其々置いていた荷物を纏めていたが厭離の部屋に金子軒が現れ気まずい雰囲気が流れる
無羨がすぐにかけ寄り、金子軒は隣の部屋は行ったのだがその部屋に維英から無羨が預かっていた招待状を落として出て行ってしまった
ーー
先に出ていた3人は金子軒の事を愚痴っていた
江澄は何と傲慢なんだと、無羨はそれに同意し羽を広げた孔雀みたいだと
しかし次には姑蘇の名酒、天子笑にもありつけなかったと言うから江澄は呆れてしまう
羨「江おじさんも何を考えてる、師姉を孔雀男に嫁がせるなんて…」
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ひな - 陳情令、魔道祖師の小説はなかなか無いので、楽しく読ませてもらいました。更新楽しみにですが、無理はしないで下さい。 (2021年4月15日 13時) (
レス) id: 6d3021224f (このIDを非表示/違反報告)
茜(プロフ) - zinさん» はい！Bの方です！ (2021年3月21日 21時) (レス) id: a15e110af3 (このIDを非表示/違反報告)
zin(プロフ) - 茜さん» 茜さんコメントありがとうございます！という事はBの方でという事でよろしいですか？ (2021年3月20日 1時) (レス) id: 3b5cec9411 (このIDを非表示/違反報告)
茜(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます。アンケートは 原作通りがいいです。これからも更新頑張って下さい！ (2021年3月20日 0時) (レス) id: a15e110af3 (このIDを非表示/違反報告)
zin(プロフ) - れふぇさん» ありがとうございます〜！不定期になりますがなるべく頻繁に更新しますね〜！ (2021年3月14日 0時) (レス) id: 3b5cec9411 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：zin | 作成日時：2021年3月5日 5時
