ep.20 ページ21
あのヘスの爆弾事件から数日後
綾乃は知事のオフィスに来ていた
『私がニューヨークへですか？』
「ええ、この書類を市長に届けて欲しいの」
スッと知事はA4サイズの茶封筒を綾乃に見せる
『お言葉ですが、他の方でも出来る仕事かと思うのですが……』
「これは非常に重要な書類なの、身を守る術を持っていない部下には任せられない。けど貴方なら安心できるわ」
そう言われ綾乃は不可解に思いつつ引き受けた
『すぐに出発した方がいいですか？』
「そうね、秘書がNY行きのチケットを取ってあるから受け取ってちょうだい」
『分かりました、では失礼します』
バタンと扉を閉め綾乃はオフィスを出た
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D「NYへ知事のおつかい〜？」
『そうなの、だからこれから帰って準備しなきゃ。あまり荷物は多くないけど』
K「でも何でまた綾乃が……」
『とても重要な書類だから、身を守る術を持たない部下では不安なんですって』
K「でも……」
何故綾乃が行かなければならないのか分からないコノ
そんな彼女を綾乃が宥める
『大丈夫、市長に書類を届けるだけですぐ帰ってこれるわ』
K「分かった………」
漸く納得したコノ
と、ここで綾乃がスティーヴが居ないことに気づく
『スティーヴは居ないの？』
D「あぁ、アイツなら海軍の知り合いのキャサリンのところに〜」
K「ちょっと！ダノ！シッ！」
D「いっ！何すんだよ、コノ！」
口を滑らせるダニーにコノが慌てて脇腹を小突く
ダニーもこれで漸く口を滑らせた事に気づき、青い顔になる
『そう、じゃあ私は後3時間後には飛行機が出るから家に帰るわね』
『じゃあ、また』
本部を出て行く綾乃
K「もう！ダニーってば」
口を滑らせたダニーに怒ってコノは自分のオフィスへと戻る
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凡そ9時間の空の旅を終え、綾乃はNYへと降り立った
『NYは2度目ね、久しぶりだわ』
そう、ハワイへ行く前にNYに来ていたので実質訪れたのは2度目なのだ
『さてと、確か知事がNYの市長に連絡をしてあるから行けば通してもらえるはず…』
『まずはタクシーを拾わなきゃね』
歩き始める綾乃
外へ向かおうとした時、綾乃は何者かに口を塞がれた
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zin(プロフ) - シオンさん» ありがとうございます！頑張りますね！ (2018年12月4日 0時) (
レス) id: 1a1c150cbf (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - 頑張ってください (2018年12月3日 18時) (レス) id: a620d1ff62 (このIDを非表示/違反報告)
zin(プロフ) - Lucyさん» いつもコメントありがとうございます〜！大丈夫ですよ、これはファイブオーの小説なので、それはありません。 (2018年12月2日 3時) (レス) id: 1a1c150cbf (このIDを非表示/違反報告)
zin(プロフ) - さやさん» ハマっていただけて嬉しいです！私もそんなに知ってる方いないだろうなと思って作ったらまさかのファンの方が沢山居て驚きました！コメントや更新遅いですが、これからもよろしくお願いします！ (2018年12月2日 0時) (レス) id: 1a1c150cbf (このIDを非表示/違反報告)
Lucy(プロフ) - 更新楽しみにしてました！BAUのメンバー恋愛系に発展したりは…ないですよね？ (2018年12月1日 20時) (レス) id: 0f581316b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：zin | 作成日時：2018年5月2日 23時
