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107. ページ10

母「私はね、貴方を心配してるの」


『分かってる…』


母「分かってないじゃない!」





母との話し合いは、続いてる


あの日ほんとに何をしてたか

誰といたのか






私はみんなの名前を出して正直に言おう

そう思ったけど…



姉が静かに阻止する



言えばもう会えない

そう言われてるようだった








けど…

私が言わなくたって…母は…









母「稀咲鉄太君…分かるわよね。」


『…は?』





どうして母から…その名前が!?

私は驚いて開いた口が閉まらない…






母「あの子がこの前教えてくれたの…貴方が、

東京卍會っていう不良と一緒にいるって聞いたわ」


『ち、ちが…』


母「違うくないでしょ。

ほら、写真だって貰ってんだから」






そう言って差し出した写真には

私と場地と千冬くん…

そしてタケミチくんの4人が写った写真





これ…歩道橋の!!!


稀咲は…この時…見てたのか!?

それに母にどこまで話した!!!









母はこの写真を見て大きなため息を吐きながら

私の方を見て…







母「私は、貴方を学校と塾…それに勉強以外の目的で

外に出る許可は出してない。

…どういうつもり?」



『皆は私の友達なの!!!』



母「女子校に通ってる貴方に

男の子の友達なんているわけないじゃない!!!」


『小学校の頃から仲良かった!!』


母「なんて事…こんな子達と…」






だから学校にも行かせたく無かったのよ…





と頭を抱える姿に

私はもう…怒りしかない。








『私が誰と仲良くなろうと私の勝手でしょ!!!』


母「そんなの許さない…!!!」


『なんで…!!!なんでそんなに私を縛るの!!?』


母「貴方は私の言うことを黙って聞いていればいいの」





意味わからない…

ずっと…ずっとずっと不思議だった…



私は確かに母の言うことは絶対

反論は出来ないと思ってた



けど…あの日、志輝にぃが連れ出してくれたから

私はそれが異常だと知った。







はっきりいって今も手は震えてる


こんなに反論して

姉は驚いてる






もう…姉さんの力を借りるだけではダメなんだ、…










『私は私の自由に生きたい!!!

自分の心に素直に…これからを生きていきたい!!』







私は意を決して母に初めて自分の気持ちを言った

強く目を見て…






でも…











母「うっさい!!!!」



「『「っ!!」』」









そんなこと母は許してくれない。





**

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蝶々(プロフ) - すんごい嬉しいことばかり…本当にありがとうございます!!! (2021年10月13日 2時) (レス) id: 86d19e14d6 (このIDを非表示/違反報告)
さくらんたん(プロフ) - 泣いてしまった (2021年10月12日 22時) (レス) @page21 id: ce5069be4a (このIDを非表示/違反報告)
和ヲン - 毎日毎日この小説を読むことだけが楽しみですっ!! (2021年10月4日 17時) (レス) id: 69ab80b0b9 (このIDを非表示/違反報告)
あまぬん - すごく面白いし、とてもお上手で読みやすいです!特に夢主ちゃんの設定が好きです!更新待ってます!頑張ってください!!! (2021年10月3日 23時) (レス) @page48 id: cc856e48b6 (このIDを非表示/違反報告)
蝶々(プロフ) - ラバーズさん» ありがとうー!!!これからも頑張っちゃうので、見て言ってね〜!!! (2021年9月30日 6時) (レス) id: 86d19e14d6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蝶々 | 作成日時:2021年9月25日 20時

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