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＊
*
殴ったやつはいなくなり
兄の全体重が私に重くのしかかる。
私は、地面に寝転がらせた兄を
ただ呼ぶしか出来なくて、
通りすがりの中学生が
泣き叫ぶ私に気づいて駆け寄ってきて
急いで救急車を呼んでくれた。
『志輝にぃ!!志輝にぃ!!』
兄は、ぐったりしていて
やっと目が開いたと思っても
目に光はなくて…
微かに私の名前を呼ぶ声を
必死になって聞いた。
兄｢A…｣
『志輝にぃ!!』
志輝にぃは、私に視線をやれば
微笑んで…
兄｢ごめんな…もう、守ってやれねぇ…｣
『そんな事言わないでよ…』
兄｢でもな…お前は…人形なんかじゃ…ないんだ｣
『…うん』
兄｢アイツら…に…出会って…変わってく
Aを見て…心底…嬉しかった｣
『…へへっ』
兄｢【自由】に生きろA。
自分を見失うなよ…？
ずっと…近くに…いてやるから…
…オレの…たった
『…ねぇ…やだよ…？』
兄｢大丈夫。…仲間を…大事…にしろよ…？｣
兄の囁き…
この時は、はっきり聞こえていなかったが
何となく覚えている。
あまりにも、優しい表情と声で
気づけば兄は動かなくて…
赤い点滅と
多くの視線が向けられている
私はただ、目の前が真っ暗になって、
次の日、お葬式があった…
みんな来てくれた。
私はブラウスにスカートだったけど
ブランケットでスカートが上手い具合に隠れてて…
シンイチローくんは、私を抱きしめ
マンジローはずっと私の隣にいてくれた。
だけど私は…
『…』
マ｢…っ…。｣
ただ時間が過ぎるだけで
誰の声も入ってこなくて…
兄の言葉も、守れやしなかった。
ーーー
ーー
姉｢A、大丈夫…？｣
『…うん』
姉｢ごめん…私じゃ
外に連れて行って…あげられない。ごめんね…｣
あれ以降、私は外に出られていない。
まだ、受け入れられていないのもあるけど
母に、外出するのを禁止させられた。
学校も、未だに行けてない。
今までは、志輝にぃが意地でも
私の手を取って外に連れ出してくれた。
あの時も…
『…会いたいよ。』
＊*
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蝶々(プロフ) - 佐倉茜さん» そうです！｢ごめんなさい｣です!!めっちゃマッハで書いてたので誤字凄くあります！また見つけたら直しておきますね！教えてくれてありがとう〜！ (2021年10月3日 15時) (
レス) id: 86d19e14d6 (このIDを非表示/違反報告)
佐倉茜(プロフ) - あの､､､｢ごめんさい｣って｢ごめんなさい｣じゃないんですか？ (2021年10月3日 11時) (レス) @page6 id: ca7016ccde (このIDを非表示/違反報告)
蝶々(プロフ) - 消化器さん» ごめんなさいー！「食いさし」でしたね!!!直しときます！教えてくれてありがとう！ (2021年9月29日 21時) (レス) id: 86d19e14d6 (このIDを非表示/違反報告)
消化器 - すみません、 食いしゃし って何ですかね？ (2021年9月29日 18時) (レス) @page15 id: 32bfa4335a (このIDを非表示/違反報告)
蝶々(プロフ) - 凜音さん» めっちゃ嬉しい…（語彙力低下中） (2021年9月25日 11時) (レス) id: 86d19e14d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蝶々 | 作成日時：2021年9月16日 22時
