19輪 ページ19
─
JM side
君がいるところはきっと、……きっと、
そう思って図書室の少し重い扉を開けた。
君がいる特等席は司書席から死角になる場所、
遠くから見るといつものようにズボンを着て上に秋にふさわしい茶色の薄いカーディガンを着た君がいた。
本の表紙をちらっと、見れば、
……ロミオとジュリエット、？
もし、それを読んで恋を学ぼうとしているなら……、
可愛いにも程があるよ。
なんでいつも、君の方が上手なの、？
真剣にロミオとジュリエットを読んでいる姿を見て、
あぁ、シェイクスピアもそんなに真剣に読んでくれる人がいるなら嬉しいだろうなって思った。
俺がシェイクスピアだったら飛んで喜ぶね。
…………なんの話してんだ、俺。
JM「Aちゃん、」
彼女の隣の椅子に座った、
「……ぇ、」
「ぁ、ぇっと、その、ぁ、」
てすごい勢いで逃げようとするから、
JM「ちょっと待って、」
JM「俺の話を聞いて、」
お願い、小さい声で訴えかけた。
Aちゃんは涙目だった。
そんな目で見つめられたら、期待しちゃう。
俺のこと、好きなんじゃないか、って。
俺を避けて、寂しかったんじゃないか、って。
─
「ごめんなさい……勝手に、一人で避けてしまって、」
JM「しょうがないよ、ジェノも悪い奴じゃないんだ」
「知ってる、ジェミンくんのお友達はみんないい人ってこと。」
共有スペースに移って声のボリュームを少し上げた。
俺が入れてあげたカモミールティーよりは質が落ちるかもしれないけれど、って
共有スペースにあるティーパックで入れてあげたカモミールティーを渡す。
「ありがとう……、ジェミンくんはそのコーヒーで足りるの？」
JM「うん？何が〜？」
「ジェミンくん、いつも真っ黒のコーヒー飲むじゃん」
いつも俺のことそんなに見てるんだ、
可愛い。
はぁ、俺重症、マジ重症、
JM「足りるよ、最近ジェノにも止められたんだ…お前あんな真っ黒のコーヒー飲んだら長生きできないよって」
てちょっと笑いながら言ったら目の前の彼女もニコニコしてた。
そっか、君は女神なんだね()
JM「そのロミオとジュリエットって、」
気になったから聞いただけなのに、すぐ顔を赤くした。
「こ、これは、……その、……、恋の、予行練習、？」
可愛い。
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りゅか(プロフ) - ミユウさん» お返事遅くなってすみませんでした🥲ジェミンの元カノさんにやって垢抜けしましたが…顔とか見た目だけ謝名湫中身まで愛してくれるジェミンが描けて私自身大満足です…読んで下さりありがとうございました💕💕 (2022年10月8日 2時) (
レス) id: 190824c430 (このIDを非表示/違反報告)
りゅか(プロフ) - 美由紀さん» お返事遅くなってすみません💦無事完結いたしました〜！！ワクワクしながら待ってくださってたなんて🥲嬉しすぎます！ありがとうございました🫶💕 (2022年10月8日 2時) (レス) id: 190824c430 (このIDを非表示/違反報告)
ミユウ(プロフ) - 早くメイクか何かして垢抜けて自信持って欲しいです笑 続き待ってます！ (2022年9月14日 22時) (レス) @page31 id: 2c9d9d2bdf (このIDを非表示/違反報告)
美由紀 - 初めまして！初めから読んでいたのですが、続きが気になって一気に読んでしまいました(^^ゞこれからのジェミンくんとの恋、どうなるのかワクワクしながら待っています❤️続き頑張ってください😄 (2022年9月12日 3時) (レス) @page27 id: 014731a47c (このIDを非表示/違反報告)
りゅか(プロフ) - 来世はインジュン嫁さん» わ〜！！！嬉しいです！！！テガルに入れ替わってたお話を書いてる方なんですね！！私も見てます！！すごい面白くて大好きです♡コメントありがとうございます💕🫶 (2022年9月2日 21時) (レス) @page15 id: 190824c430 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りゅか | 作成日時：2022年8月17日 13時
