22輪 ページ22
─
海中トンネルを通って大水槽が一面に見える場所に出た。
RJ「やっと館内の半分ぐらいか〜」
全体が見える背もたれのないソファに2人で座る。
大水槽のガラスの近くにはジェミンくんと女の子がいた。
「ロンジュナ、あのね、」
RJ「はいはい、」
"あのね"で私が相談をしたいことを汲み取ってくれるロンジュン。
「あのね、例えばの話だけどさ、」
RJ「おん、」
「足が綺麗じゃない女の子が、短いスカートとかズボンか履いてたら、男の人って、引くよね、？」
あの隣にいる女の子の綺麗な足、
このままだと私は人間に憧れて足を手に入れたい人魚姫みたいになってしまう。
RJ「……俺変態じゃねぇから勘違いすんじゃねぇぞ？」
て無理矢理、面と面を合わせられる、
RJ「お前別に足太くないし綺麗なんじゃないの」
RJ「なんで年中ズボンかロングスカートなの？」
RJ「まぁ可愛いけどさ、Aの服はちょっとレトロな感じで可愛い」
こういう時に限って、
ストレートにそういう言葉をかけてくれるロンジュンの言葉が、
ちょっと痛かった、
ちょっと恥ずかしかった。
RJ「……もしかして、足に何かあるの？」
「いや、……ただ自信がないだけ、」
RJ「まあ、出せばいいもんじゃないからなぁ」
俺は……好きな女が露出してたら嫌なタイプだし、
と語尾に向かってごにょごにょしだした。
「んふふ」
RJ「自分の好きなようにお洒落しなよ、ちょっとメイクも朝頑張ったんだろ？？？」
「あ、バレた？」
もちろん、すげぇ可愛いよ、
八重歯を見せて笑う彼はすごく可愛らしくて、
水槽の反射した光で幻想的に見えた。
RJ「昔のこと、まだ引きずってるの？」
「……うん、もちろん、」
昔のこと、というのは高校の時の話。
私は当時仲が良かった子たちに散々貶されてきた。
メイクしてもメイク映えしない顔だね、
ちょっと肩出しとか、短めのスカートを履いたら、肌焼けてるねあんま似合ってない、とか…
今思えばなんて子達と連んでたんだろう、って思うけど。
だから、私にとって美術部は唯一の癒しであり、居場所だった。
ロンジュンも、そう。
RJ「次のとこ行こう、俺海月見たいんだよね〜」
「海月可愛いよね〜」
RJ「んな〜」
美術部に2人でいて笑い合って時間を思い出して、
不意に笑みが溢れた。
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りゅか(プロフ) - ミユウさん» お返事遅くなってすみませんでした🥲ジェミンの元カノさんにやって垢抜けしましたが…顔とか見た目だけ謝名湫中身まで愛してくれるジェミンが描けて私自身大満足です…読んで下さりありがとうございました💕💕 (2022年10月8日 2時) (
レス) id: 190824c430 (このIDを非表示/違反報告)
りゅか(プロフ) - 美由紀さん» お返事遅くなってすみません💦無事完結いたしました〜！！ワクワクしながら待ってくださってたなんて🥲嬉しすぎます！ありがとうございました🫶💕 (2022年10月8日 2時) (レス) id: 190824c430 (このIDを非表示/違反報告)
ミユウ(プロフ) - 早くメイクか何かして垢抜けて自信持って欲しいです笑 続き待ってます！ (2022年9月14日 22時) (レス) @page31 id: 2c9d9d2bdf (このIDを非表示/違反報告)
美由紀 - 初めまして！初めから読んでいたのですが、続きが気になって一気に読んでしまいました(^^ゞこれからのジェミンくんとの恋、どうなるのかワクワクしながら待っています❤️続き頑張ってください😄 (2022年9月12日 3時) (レス) @page27 id: 014731a47c (このIDを非表示/違反報告)
りゅか(プロフ) - 来世はインジュン嫁さん» わ〜！！！嬉しいです！！！テガルに入れ替わってたお話を書いてる方なんですね！！私も見てます！！すごい面白くて大好きです♡コメントありがとうございます💕🫶 (2022年9月2日 21時) (レス) @page15 id: 190824c430 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りゅか | 作成日時：2022年8月17日 13時
