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貴「ねえ、恭平？」
「ん〜どしたん？」
やっぱこいつはお酒に強い。
Aが話してくれるまで待ってよって思っとって、
のんびりゲームして少し目を離していたら、
気づけばテーブルに広がっていた3つの空き缶。
いや、いつの間にこんなに飲んだん…
貴「…ぎゅってしろ。」
「はいはい……は？」
貴「は？ってなんやねん、ぎゅってしろって言ってんねん！」
「いや、やって、Aからそんなこと言わんやんか。」
貴「今はしてほしいから言うてんの。」
こいつ、俺が好きって言うたこと忘れたんかな？
ってくらい、かわいい顔してハグをおねだりしてくる。
そんな顔されたら、何年も我慢してた俺も
さすがに我慢できるか分からへんのやけど。
そんなことを思いながら、お望み通りAの体に腕を回した。
「で？なにがあったん。」
貴「あー、聞くんや。恭平から聞くことないと思ってたんに。」
「さすがにこんな珍しいお願いされたら聞くやろ。」
貴「まぁ確かにな…ちょっと自信なくなっただけやで。」
Aが自信なくなったって言うときは、結構しんどい時。
基本的に自己評価が高い子やし、憧れのふっかさんと自分を比べるなんてことはない。
それやのに…多分、比べたんやろな。
貴「私、あんなにダンスうまくできひんし、MCやって私が回しとるわけやないし。」
「うん。」
貴「それにさ？SnowManはアクロもできて、歌も上手くて、ファンサもえぐいやん。」
「そうやな。」
貴「なにわ男子が、嫌って訳やないんよ…？やけど、女の私がおらんだけで、もっとやれること増やせたんちゃうかってなったんよ。」
「…んー、そっか。」
Aが言うことももちろんわかる。
なにわ男子が結成されてから、周りの冷やかしがより聞こえるようになったのも事実で。
"女のくせになにわ男子やって笑"
"周りが迷惑してんやから、さっさと退所しろよな"
"なんで女がグループ入れて、何年も頑張ってる俺がマイク持たれんのよ"
とか、8割と言わず、ほぼ10割。
嫉妬が込められた言葉が、今でも減らん。
聞こえる度に、そんなこと影で言うとるお前らより、
Aは頑張っとるし輝いとるって言いたいけど…
「あんな？」
貴「…なに」
「Aは、自分が思ってるよりもダンス上手いし、歌上手いし、周り見えとるから自分のファンの人にちゃんとファンサしてんねんで？」
貴「そんなことないねんて！」
「そんなことあんの。」
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ゆ - 続編おねがいします。 (2023年1月4日 15時) (
レス) @page20 id: cf41c30705 (このIDを非表示/違反報告)
梅原裕(プロフ) - うわぁー！好きすぎる！更新ありがとうございます😢頑張ってください!! (2022年11月13日 10時) (レス) @page16 id: 0d3bb14795 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねこ。 | 作成日時：2022年9月26日 19時
