Story4 ページ6
ユーリ・プリセツキー side
・
「ニヤニヤしてんじゃねーよ、デブ。」
なんだこいつ。気持ち悪い。
ロシアから長谷津とかいう場所まで飛んできたはいいけどヴィクトルはいねえし…。
こっちは練習休んできてんだ…さっさと出てこい。
「…ヴィクトルなら多分、リンクにいるよ。」
「ああ?」
「こっち。」
勝生勇利がリンクに案内してくれたはいいが、中からは聞いたことのない曲が流れてきた。
…ん?来シーズンにやるって言ってた曲でも、過去にやった曲でもねえぞ。
しかもなんか、音小さくねえか?
「え…嘘。」
「なに立ち止まってんだよ、あぁ?!」
真正面に立って動かないデブを押しのけて、リンクに足を踏み入れた。
氷の上を華麗に滑っていたのは、ヴィクトルじゃない…。
「誰だ、こいつ…。」
日本人の女子の中では、こいつは確実にうまい方だ。
なんだこの…目が離せなくなる演技…っ。
まるで、去年のデブのファイナルみたいじゃねえか。
見知らぬ誰かの演技が終わり、女はヴィクトルの元に滑った。
軽く舌打ちをして、息を吸う。
「おいヴィクトル!!!ピンピンしてんじゃねーか!!!」
「おお、ユーリ!きてたのか!」
なにがきてたのかだよ…約束も忘れやがって。
それよりも、この女が先だ。
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サキ - Store 15 のロシア語間違ってる…多分…「お前のこと好きになったかも」ってユリオの気持ちですよね?でしたら「Не」の意味の「Он 」はつかないかと思いまして…… (2022年4月24日 5時) (レス) @page18 id: 8d2462e088 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ。(プロフ) - 神なっくさん» コメントありがとうございます。フィギュアに関して無知な状態で調べながらの作品制作だったのですが、不安になり先程調べたところそのような情報は見られませんでした。もし、私の調べ不足でしたら申し訳ありません。場合によっては作品を消すことも検討致します。 (2018年2月27日 21時) (レス) id: 299596da93 (このIDを非表示/違反報告)
神なっく(プロフ) - 確か女子の公式な大会では四回転は認められてないはずですよ。 (2018年2月25日 11時) (レス) id: d5f7d428bf (このIDを非表示/違反報告)
ねこ。(プロフ) - 兎羽 兎さん» 兎さんありがとうございます!兎さんの好みに合ったら嬉しいです…! (2017年7月7日 21時) (レス) id: 299596da93 (このIDを非表示/違反報告)
兎羽 兎(プロフ) - 完結おめでとうございます!!文才……分けて欲しいです(笑)ねこ。さんの新作が私の好きなものなら喜んで見ます!! (2017年7月7日 20時) (レス) id: cd60dd09c7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねこ。 | 作成日時:2017年2月23日 22時