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Story14 ページ17









ついにやってきた、温泉onICE。


やばい、私は競うわけじゃないのに緊張すごい…っ。
緊張するとお腹が痛くなる私は、控え室の椅子に蹲っていた。


私が滑るのは、ユリオと勇利の間。


おかしいよ…今まで大会だって全然緊張しなかったじゃん…!


ドア越しに聞こえる歓声が私に向けられたものではないのに、すごく重く感じた。


…あぁ、そっか。
これで、勇利とユリオの未来が変わるから。


だから私、こんなに緊張してるんだ。


そう、自己解決することにした。








「…はぁ、はぁ。」


「ユリオ…!お疲れ様。」







気付いたら私はリンクサイドにいて、演技が終わったユリオを笑顔で迎えていた。


途中の記憶、全然ない。頭真っ白。








「…お前は、緊張とかしなくていいから。

自分のやりたいように滑ってこい、バーカ。」


「なにさ、ユリオだって…」


「ほら、行ってこい。」








15歳にしては大きいその手が、私の頭をくしゃりとした。


…子ども扱いすんな、同い年のくせに。


リンクの中央へと滑って、両手を頰の近くへ持っていく。









「私は…Aじゃないから。」









滑る前に必ず言う言葉をぼそっと呟いた。


さて、私の虜になってもらおうか。

Story15→←3月1日:yuri side



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サキ - Store 15 のロシア語間違ってる…多分…「お前のこと好きになったかも」ってユリオの気持ちですよね?でしたら「Не」の意味の「Он 」はつかないかと思いまして…… (2022年4月24日 5時) (レス) @page18 id: 8d2462e088 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ。(プロフ) - 神なっくさん» コメントありがとうございます。フィギュアに関して無知な状態で調べながらの作品制作だったのですが、不安になり先程調べたところそのような情報は見られませんでした。もし、私の調べ不足でしたら申し訳ありません。場合によっては作品を消すことも検討致します。 (2018年2月27日 21時) (レス) id: 299596da93 (このIDを非表示/違反報告)
神なっく(プロフ) - 確か女子の公式な大会では四回転は認められてないはずですよ。 (2018年2月25日 11時) (レス) id: d5f7d428bf (このIDを非表示/違反報告)
ねこ。(プロフ) - 兎羽 兎さん» 兎さんありがとうございます!兎さんの好みに合ったら嬉しいです…! (2017年7月7日 21時) (レス) id: 299596da93 (このIDを非表示/違反報告)
兎羽 兎(プロフ) - 完結おめでとうございます!!文才……分けて欲しいです(笑)ねこ。さんの新作が私の好きなものなら喜んで見ます!! (2017年7月7日 20時) (レス) id: cd60dd09c7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ねこ。 | 作成日時:2017年2月23日 22時

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