緑の片割れは赤とニコイチ。【ヒロアカ】 (ページ42)

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個性《42》ページ42

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一つ一つの扉を開けてオールマイトがいるか確認して行く。

ダークシャドウが開けて私は正面から銃を構える。

私の場合お腹にパンチされてもダイラタンシー現象を引き起こして体を守ってくれるので多分大丈夫だろうと思い正面だ。

5階にはいなかった。
生徒は大体5階に置いてたんだけどな。

続いて4階に行く。

そして中央フロアを見た瞬間。
私達はすぐ壁に隠れた。

いたのだ。オールマイトが。

私はオールマイトに気づかれる前に氷を張ろうとした。

『常闇くん』

常闇「あぁ」

常闇くんを浮かし私は右足で地面を踏み氷を出していく。

一気に氷を出したからいけると思ったが普通に避けられてしまった。

私は急いで常闇くんの無重力を解除して手元の銃でオールマイトの近くにある柱へ様子見として緑の球を打った。

しかし、オールマイトはそれを予知していたかのように私に近づいてきて腹パンして来た。

ダイラタンシー現象が起き私のお腹からバキバキとなっているような音がする。

それに戸惑ったオールマイトはめっちゃ慌てた。

「すまない！まさか骨を折るとは...！」

私は含みのある笑顔を向け答える。

『大丈夫ですよ。コスチュームがそういう仕様なので！』

私は言い終わると同時に足の筋力を増加させオールマイトを思いっきり蹴った。

結構なスピードで蹴ったのでのめり込んでいるのではないか。

今は絶好のチャンス。逃すわけにはいかない。

『常闇くん！ダークシャドウ！』

常闇「わかってる」

「あいよォー！」

2人からの返答を確認した私は一度柱に隠れて透明になろうとした。

しかし、オールマイトは思いの外早く立ち上がり私と常闇くんを吹っ飛ばした。

流石No.1といったところか。
予想より早く立ち上がられた。

「私も現役のヒーローさ。重りがついてたって負けられない」

オールマイトはそう言うと私と常闇くん同時に体術を仕掛けて来た。

最初の一発目はなんとか防いだものの、お腹を重点的に殴られている。

三発に一回ぐらいは殴られてるので結構辛い。

私は一旦一歩引いてオールマイトに向かって爆破を打った。オールマイトは癖なのか咄嗟に常闇くんを投げて爆破を食らった。

私は爆破を何発か打ち込み砂埃が舞ったところで柱の裏に隠れた。ちょうどその隣の柱には常闇くんがいたので好都合だ。

常闇くん達には核の方に行ってもらった。