緑の片割れは赤とニコイチ。【ヒロアカ】 (ページ41)

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個性《41》ページ41

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めちゃくちゃ緊張してる。
想像しただけでお腹痛い。

しかし、そんな考えは勝己を見たら吹っ飛んだ。
私が勝ってこなきゃって思った。

私は常闇くんと外に出てビルの前に行く。

『常闇くん。梅雨ちゃんとの戦闘訓練勝利おめでと』

二連勝しちゃおう。と付け加えると常闇くんは微笑んで答えてくれた。

常闇「あぁ、ありがとう。今回はオールマイトがハンデをつけてくれるんだろう」

そう。オールマイトはハンデ無しじゃ強すぎるのでハンデをつけてくれた。

『総重量250キロの重りをつけてくれるんだって。まぁ、重りはヤオモモに作ってもらったんだけどね』

ただ、私は重りのキロ数をバラバラにしてもらった。
少しでも重りへの順応が遅れると願ってね。

私達は作戦を立てることにした。
ちなみに私達はヒーローチームだ。

オールマイトが敵役ってどうなの？とは思ったけど貴重な経験だ。ぜひヒーローとしてやらせてもらおう。

まずは私の個性。2人を無重力にして、屋上からの侵入。そして固まって核を探す。

そして見つけ次第オールマイトと交戦になるだろう。

その前に私が床などを氷漬けにする。
その際には常闇くんに無重力になってもらって凍らないようにする。

『てかダークシャドウって寒いの大丈夫？』

常闇「あぁ。大丈夫だ。ダークシャドウは暗闇だと強さを増すと共に寒さでも調子が良くなる時がある」

『じゃあ、好都合。あんまり爆破や炎は使わないようにするよ』

常闇「あぁ。助かる」

話を戻すと氷漬けにした後私が銃の爆破で煙を起こす。そして常闇くんに戦ってもらってる間に私は透明になって核をタッチ。

だいたいこんな感じ。
ちなみに透明になるのは透の個性の応用。

さっき常闇くんに見てもらったけどちゃんと服まで透明になってるって。

まだもうちょっと作戦作りしたかったが開始時間になってしまった。

モニタールームは飯田くんやヤオモモが指揮を取ってくれるらしい。心強い。

何かあればどちらかが小型無線機で連絡をくれるだろう。

突然小型無線機にスタートォ！！！と大音量が流れた。飯田くんの声だ。

『いや、耳破裂する！』

小型無線機からは少し声量の落としたすまない！が聞こえて来た。

気を取り直して。

私は自分と常闇くんを無重力にし、上まで登る。
2人とも屋上に来たことを確認して解除した。

『さあ。ここからが本番だ』

常闇「あぁ」

私達はなるべく音を立てないように屋上の扉を開けた。