緑の片割れは赤とニコイチ。【ヒロアカ】 (ページ35)

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個性《35》ページ35

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まじで切島とは異常な程に瀬呂越しで目が合う。

すると、上鳴が驚いたような顔で質問してくる。

上鳴「耳郎が俺の事話してんの！？なぁ、A！なんて言ってた！？」

すっごい期待したような目で見てるけどその期待とは程遠いよ。ドンマイ。

私は鼻で笑って言ってやった。
こいつ無駄にイケメンなのがむかつくんだよ。

『...スッゲェアホな奴が隣になって超困ってるってさ』

私の発言...というか響香の発言にここの席にいるみんなは吹き出した。

珍しく勝己も隠れて笑っていた。

私はその光景を見ながら一番気になっていたことを切島に聞く。

『そういえば切島さ、なんであんなにこっち見てたの？』

切島は若干照れながら教えてくれた。

切島「あ、いやー顔整ってんなーって思ってつい」

まさかのそっち系かい。

『あ、えっとありがとう...ございます？』

私も照れちゃって2人から花が出ていたら勝己に怒鳴られた。

お前ら花飛ばしてうぜぇ！はやく食え！って。

お陰でなんか変なムードは無くなった。

私はみんなの会話を聞きながらカルボナーラを食べ進めることにした。

そういえば改めて考えるとこの6人っていい感じに席固まってるんだよなぁ。

『...縦2の横3じゃん。ウケる』

私の言ったことが聞こえてたのかみんなキョトンとしていた。

瀬呂「縦2の横3？」

『席の話だよ。私達いい感じに固まってんじゃん？』

確かに。と声を揃える瀬呂達。

すると、再び勝己が口を開いた。

爆豪「テメェらいつまでペチャクチャ喋ってんだよ」

勝己にそう言われて時計を見るともうすぐ昼休みが終わろうとしていた。

『やばっ。急いで食べなきゃ』

そうして昼休み後半はドタバタした感じになりました。

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そして待ちに待った午後授業。

...そう！ヒーロー基礎学のお時間です。

チャイムが鳴って少しいた後オールマイトのお馴染みの掛け声が聞こえてきた。

「わーたーしーがー!!」

「普通にドアから来た!!!」

オールマイトってアレンジ入れるんだな。

オールマイトは教卓の前まで来ると説明を始めた。

「ヒーロー基礎学!!ヒーローの素地を作るため様々なことを行う科目だ!!!」

私は聞き逃さなかった。オールマイトが小声で言った単位の話を。

まぁ、そっか。ここヒーロー科だもん。
ここに単位入れなきゃどこに入れるん？って話になっちゃう。

「早速だが、今日はこれ!戦闘訓練!!!!」