緑の片割れは赤とニコイチ。【ヒロアカ】 (ページ30)

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個性《30》ページ30

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『ちょっと待って！』

私は向こうに行くために3人に声をかける。

『ごめん！呼ばれたから一旦行ってくる』

芦戸「全然大丈夫だよ！」

蛙吹「えぇ、また話しましょうね。」

麗日「いってらっしゃい！」

3人とも各々が全く嫌な反応をしないで答えてくれた。

『ありがとう！じゃあ、また後でね！』

私は3人に見送りをしてもらいながら響香のもとへ行く。

響香の隣には服だけ透けてる...透明人間かな？がいた。

『どうしたの』

響香「葉隠透。Aのこと話したら友達になりたいって。あと、苗字のことも話した」

葉隠「いいかな！A！」

あぁ、神様。私はこんなに友達に恵まれて良いのでしょうか。

『もちろん！よろしくね！透！』

なんとものの数分でクラスの女子全員とお友達になれました！

これも響香とお茶子ちゃんのおかげだよー。

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グラウンドに出ると数人の男子と先生が既にいた。

そして、少ししたら残りの男子も集まり全員がグラウンドに集まった。

そして相澤先生から個性把握テストの説明を受けた。

「「個性把握テスト！？」」

私は響香の隣にいたのだが、前にいるみんなが叫んでいたので驚いた。

麗日「入学式は！？ガイダンスは！？」

相澤「ヒーローになるなら、そんな悠長な行事出る時間ないよ」

わかる。あれって無駄に時間長いし疲れるんだよね。

相澤「雄英は自由な校訓が売り文句。そしてそれは、先生側もまた然り」

相澤「お前達も中学の頃からやってるだろ。個性禁止の体力テスト」

あぁ、やってたね。
あれは楽しかった。
私は体力以外は特に欠点ないしね。

相澤「国は未だ画一的な記録を取って平均を作り続けている。合理的じゃない。まぁ、文部科学省の怠慢だよ」

この先生合理的好きだな。

そして相澤先生は入試1位の勝己にソフトボールの手本をさせていた。

爆豪「死ねぇ！！！」

...死ね。あー、まぁ通常運転と言ったら通常運転だよね。

勝己の記録は705.2mだった。

705ってどんだけこのグラウンド広いんだよ。
直径2キロぐらいあるんじゃないの。

上鳴「705mってマジかよ」

芦戸「なにこれ！面白そう！」

瀬呂「個性思いっきり使えんだ！流石ヒーロー科！」

それぞれが勝己の成績に感想を述べている。

相澤「面白そう...か」

あ、地雷踏んじゃったパターン？

相澤「ヒーローになるための3年間、そんな腹づもりで過ごす気でいるのかい」