緑の片割れは赤とニコイチ。【ヒロアカ】 (ページ27)

今日:1 hit、昨日:5 hit、合計:209,799 hit

個性《27》ページ27

.

先程の引いた目のお返しとして私は勝己に少々のドヤ顔をプレゼントしたのだが...。

ガチ目に爆破を顔にプレゼントされそうだったので振り返ってすぐさま席に行こうとした。

なんと振り返ると目をパチクリさせているクラスメイトの皆様の中に響香と焦凍くんらしき人がいた。

私は響香の席まで行って話しかける。

『あ、響香。久しぶり！』

耳郎「うん。久しぶり。無事2人ともヒーロー科受かったね」

『ね！しかも同クラとか運いいわー』

耳郎「確かにね！ま、これから1年間よろしくね」

『1年とは言わず3年よろしく！』

私達はそのあと少し談笑していたのだが時計を見るとHRが始まる10分前になっていた。

耳郎「あれ？もう10分前？」

『時間経つの早いねー。あ、私もう1人話したい人いるからまた後で話そ！』

耳郎「りょ。じゃ、また後でね」

『うん！また後で』

私は響香の席から離れ一旦荷物を置きに行く。

荷物を置いた後私が向かったのは焦凍くんのところだった。

『焦凍くん！久しぶりだね。もう10年ぐらいは会ってないのかな？』

轟「...すまない。誰だ？」

焦凍くんの声が案外デカくてクラスの人ほぼほぼこっち向いてるよ。

ショックで固まってしまった私を許して欲しい。

だがなぜ彼がそう思うのかはすぐにわかった。

『あぁっとね、私緑谷A。髪染めてるからわかんなかったよね。小さい頃...4歳の頃一緒に公園で遊んだんだけど覚えてる？』

轟「あぁ。Aちゃんか」

『そうそう！まさか高校が一緒だったなんてね！』

ちゃん呼びってなんか違和感しかないな。
多分顔面と合ってない。

『あ、あのさ！すっごい今更なんだけどさ。呼び捨てで呼んで欲しい。私ちゃん呼び慣れてなくて。』

轟「あぁ。わかった。それならAも呼び捨てで呼んでくれ」

『善処します』

もう少し焦凍と話そうとしていたら勝己に後ろから叫ばれた。

爆豪「おいA！！テメェいつまで喋ってんだ！」

勝己に言われて時計を見るとHRが始まるまであと3分。

『あ、じゃあ私席戻るね！』

ほぼ一方通行で会話を終わらせて席に戻る。

暇になってドアの方を見てみると可愛い女の子と話しているデクがいた。

...あいつ制服のネクタイどうなってんだ？

明らか短いよ。
しかもなんかもっこりしてるし。

そのまま観察を続けていたら彼らの足元に何やら黄色いものが見えた。

「お友達ごっこしたいなら他所へ行け」

喋った。