緑の片割れは赤とニコイチ。【ヒロアカ】 (ページ3)

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個性《3》　幼少期ページ3

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緑谷A__2歳。

保育園にて。

教室の真ん中では小さな火花が飛び散っていた。

大沢の子供に囲まれて少量の火花を散らしているのは緑谷Aとその弟緑谷出久の幼馴染である爆豪勝己であった。

「すっげー！！」

「いいなぁー！！」

「かっけー！」

『かっちゃんカッコいいー！！』

Aの弟である緑谷出久もあんな個性が出たらな、とキラキラとした目で爆豪勝己を見つめていた。

個性は4歳までには出てくるのだが、だいたいの人は3歳半ほどになってから個性が出てくる。

しかし爆豪勝己は誕生日が早いうえに3歳になってすぐ個性が出たため一番乗りだったのだ。

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Aside

かっちゃんはわずか3歳でもう個性が出たんだってー！

すごいよね！Aも早く出て欲しいなぁ！

『いいなぁ！Aもかっちゃんみたいな派手な個性が出ないかなぁ！』

爆豪「Aならでるだろ！」

『ほんと！？』

爆豪「あぁ！この俺が言うんだ！当たり前だろ！？」

かっちゃんは元気いっぱいな声でそう答えてくれた。

『じゃあじゃあ！Aも派手な個性が出たら一緒にヒーローしたいな！！』

爆豪「Aならいいぜ！」

『わーい！！約束だよ！』

『出久も一緒にヒーローになろうね！』

緑谷「うん！」

この時は知らなかった。この個性で私達の思いが拗れるなんて。