緑の片割れは赤とニコイチ。【ヒロアカ】 (ページ47)

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個性《47》ページ47

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クラスのほとんどは手を挙げている。
だが、私はそう言うことに興味はないので挙げていない。

なかなか静かにならないことを気にした飯田くんが投票で決めるべきだと提案していた。

自身の手はピシッとそびえ立っていたが。

先生にも許可を取り神聖なる投票を行った結果。

出久が3票。
ヤオモモが2票だった。

ちなみに飯田くんは1票。
私が入れた。

勝己は出久に3票も入っていることに怒りで震えていた。

その後ろでお茶子ちゃんが口笛を吹いていたのでなんとなく予想はついた。

そして委員長はオドオドの出久。副委員長はオーラが漂うヤオモモに決定した。

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昼食__。

もはやいつメンと化してきてる6人でお昼ご飯を食べる。

私は今日夜ご飯の当番だった事を思い出して、勝己に何が良いかを聞く。

『勝己。今日の夜ご飯何が良い？』

爆豪「麻婆豆腐」

大体こんな返答が返ってくる。麻婆豆腐か肉しか言わない。

『いいけど、あんたのいつもの香辛料切れてたと思う』

爆豪「マジかよクソが」

『私に向かって言うな。作ってやんねぇぞ』

私がそういうと勝己は舌打ちしてスマホを取り出した。

『何してんの』

爆豪「あ？即日便で頼むんだよ」

流石にそこまでガチなのは驚いた。

『スパイスに人生かけんじゃないわよ。あ、でもどうせならちょっと大きめの買っといたら』

私がそういうと一番おっきなやつにしようとしたけど明らかキッチンの棚に入らなさそうなやつ...コストコとかでよくあるやつを買おうとしていたのでそれのワンランク下の大きさにしてもらった。

それを見ていた瀬呂達は私たちのやりとりに爆笑してた。

母親とその息子だって言われた。
その言葉に勝己は今にも爆破を起こしそうだった。

こんな感じで雑談を楽しんでいると突然警報が鳴った。

そして、アナウンスが流れ始めた。

【セキュリティ3が突破されました。生徒の皆さんは速やかに屋外に避難してください。】

すると、アナウンスを聞いた生徒達は椅子から立ち上がり大急ぎで出入り口へ向かっていった。

私たちも出入り口まで向かったのだが人が多すぎて切島と上鳴、響香が流されてしまい離れてしまった。

私も結構流されかけてる。

突然後ろから押された感覚があった。
私の顔は床にキスしようとしている。

『やばっ』

ファーストキスが床は勘弁。