【文スト】短編【合作】

中原さん：わさびより ページ3

*ちびっこマフィア視点で進みます。夢主喋りません！

｢ん……｣

腹の上に乗る"何か"の重さで目が覚めた。ぼやけた視界が映し出したのは天井。
そこからぐるッと周りを確認する。

アンティーク調の棚につまれてある瓶やら薬から、此処がマフィアの医務室だと直ぐに分かった。
そして俺はベッドで寝て……違う、寝かされているのか。

段々と鮮明になりゆく室内と共に、微かな記憶が戻ってくる。
そう、確か汚濁を使って＿＿＿＿＿＿＿＿。

｢……ぅ…｣

先刻から気になっていた何かが、息を漏らした。
視線を落とせば同僚の顔。

｢手前かよ｣

重さの原因は意外にもAだった。
なに怪我人の上ですやすや寝てやがる。
たたき起こしてやろうと思ったが、Aの目の下にあるクマにはばかられその気になれなかった。

きっと俺を付きっきりで看病していたのだろう。
そう思うと憎たらしかった重みが、愛しくて堪らなくなって。

｢ありがとな｣

不器用な包帯が巻いてある右手は、無意識にAを撫でていた。

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

わさびのターン終了です。
一夜限りの双黒復活！……の後(仮)という設定で。
急いで書いたんで読み返してない&題名浮かばないという、ね( ノД`)…。

A様からのリクエスト、お待ちしております。

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