［MHA］伝説の個性を持つ少女と敵連合２ (ページ10)

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#56 ページ10

　

　

　

　

　

　

　

一一一一一一一一一一一一一

　

　

　

　

　

『…ん。』

目が覚めると保健室。
窓を見ればもう夕方だった。

あっそうだ私、あの後仮病使って午後の授業
全部出なかったんだ…。

　

　

　

　

　

　

『ばれた、かな。』

1番、要注意人物の緑谷出久に素顔を見られはやくも危機に陥る。…帰りたくないなぁ。

先生やみんなになんて報告すれば良いのやら。

メロンパン貰ったら気を抜きました。とでも言えば良いのか？

　

　
いやそんなこと言えば
敵連合に私が殺られておしまいよ！！！

　
と、頭を抱えていると

　

リ「ほら、あんた！
体調良くなったら帰りなさい。もう下校時間だわさ！」

保健室の先生ことリカバリーガールにそう言われしぶしぶ立ち上がる。

よくよく考えたら治癒の個性持ちが保健室で休むってサボってますと言ってるようなもんだよなぁ…。

『ああ～もうどうすればいいの…。』

下校時間を過ぎ廊下も
生徒たちがいなくなり静かになっている。

ガラッと1年A組の扉を開ければやはり誰一人と残っていなかった。

　

　

　

　

　

　

　

　

　

『てか、誰かカバン持ってこいよ！』

なんて呟きながら、私は中身が空に近いカバンを無造作に取った。

…はずだったが、ﾊﾞｻﾊﾞｻﾊﾞｻと何かが落ちてきた。

　

　

　

　
　

　

　

　

　

　

　

　

　
『え、なにコレ？め、めろんぱん…？！』

私の足元には大量のメロンパンが転がっていたのだ。

　

そして、ひらりと落ちたノートの切れ端には

"ごめん"と殴り書きで書いてあった。

　

　

　

　

　

　

　

きっとこれをやった奴はただ一人あの男であろう。
ツンツン頭の爆破野郎！！

『ふふっ可愛いところあるじゃん笑』

(明日、からかってやろうかな？)

　

　

　

　

　

心なしか思わず笑ってしまい、
沢山のメロンパンに気分が良くなった私はそれを拾い

少し足早に、雄英高校を後にした。

　

　

　

(弔、メロンパン食べるかな～♪ふふん♪)