［MHA］伝説の個性を持つ少女と敵連合２ (ページ50)

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#95 ページ50

『ハァ…なんで、私まで君達の治療で
病院に呼ばれなきゃいけないのよ。』

　

あの後、無事に弔達と合流し帰宅したものの
早朝から保須へ呼び出され今に至る

リカバリーガールは残念なことに出張中

目の前には包帯ぐるぐるの緑谷、轟、飯田がいる。

轟「すまない、A。
俺たちが不甲斐ないばかりに…」

　

『…まぁどうでもいいけど、
よく生きてられたねぇ』

緑「こうして生きているのが奇跡みたいだ
僕の足…これ多分殺そうと思えば殺せたと思う」

轟「ああ俺はあからさまに生かされた

あんだけ、殺意を向けられて尚…立ち向かった飯田はすげえよ。

逆に助けられた悪ｨ」

飯「違う、俺は…」

ｶﾞﾗﾗｯ

　

何かを言いかけた
飯田の言葉を遮るように誰かが来た。

　

グ「よぉ〜怪我人共！

本当はグチグチ言いたいところだが…客人だ」

グラントリノの後ろから現れたのは＿_

『い、犬！！』

グ「保須警察署署長の面構さんだ。」

　

署長、直々に来るとは…あまり警察に
目をつけられないようにしなきゃ

面「ヒーロー殺しだが、火傷に骨折と
なかなかの重傷で現在治療中だワン

超常黎明期、
警察は統率と規格を重要視し＿」

そして、長々と説明していく面構。

『…Zzz』

　

目を付けられないようにしようと
誓った数分後、眠すぎて半分意識が飛ぶ←

…まぁ、要はヒーローの未取得者が
勝手に外で"個性"を使うなってことでしょう。

色々と面倒だなぁ…でも私、別に個性使ってないし
関係ないよね？←

隣で轟の怒っている声が微かに聞こえる

グ「まぁ、待て待て落ち着け。
それと…美都里！どさくさに紛れて寝るんじゃない！

お前も当事者だぞ」

ポカっと頭をグラントリノに
殴られ、お陰で目が覚めた私

『地味に痛い…クソじじぃ…(ﾎﾞｿｯ)』

　

　

面「今回は目撃者も極めて少ない…
この違反を握り潰せるんだワン。

大人たちのズルで
君達の称賛の声は無くなってしまうが…

前途ある若者にケチをつけさせたくないんだワン！」

緑/轟/飯「「「よろしくお願いします…。」」」

面「せめて共に平和を守る人として

ありがとう！！」

『？？なんの話…』

　

　

　

どうやら、私が半分寝かけている間に
随分と話がまとまっていた？みたいです。