［MHA］伝説の個性を持つ少女と敵連合２ (ページ48)

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#93 ページ48

　

どんどん、地面と距離ができていく

私…宙に浮いてる？

　

『(あ、脳無だ。どうしよう)』

　

弔に命令され、私を連れて行こうとしているのか
それともただ敵と認識し攻撃しようとしているのか

会話もできない脳無だからわからない。

　

殺しちゃったら、ドクターに何言われるか…

　

グ「早い…！いかん、あまり上空にいかれると俺の個性で届かなくなる！」

　
　
地上ではいつのまにか、増援で駆けつけていた
ヒーロー達もぞろぞろと集まっている。

　

　

　

__そして…慌て出すヒーローの陰でひっそりと
拘束されている中、ナイフを取り出していた奴がいた

ヒ「グラントリノ…！どうしま…？！」

　
　

ｿﾞﾜｧｯｯ

　
　

『この殺気…！！』

ﾋﾟﾀﾘ、と脳無が一瞬止まる
その拍子に物凄い力で後ろに引っ張られた

　

ス「偽物が蔓延るこの社会も
徒に"力"を振りまく犯罪者もｫ……！

粛清対象だ…ハァ…すべては正しき社会の為に！！」

『…ステイン』

ﾋﾞｼｬｯと脳無の血が頬に付いた。

　

　

　

　

　

　

　

　

一一一一一一

　

同時刻。

　

死「オイオイオイ、ふざけんじゃあないよ
何殺されている脳無！なんでA達といる！

言いたいことが追いつかないぜ…めちゃくちゃだ。

なんで思い通りにならない…！！」

ｶﾞﾘｶﾞﾘ

ビルの屋上では一部始終を見ていた
死柄木の声と皮膚を引っ掻く響き渡っていた＿_

　

一一一一一一

　

　

エ「ヒーロー殺し…！」

　

ボッと炎をだし、こちらへ
向かおうとするエンデヴァー。

『(駄目だ、お前は……)』

グ「待て！！轟！！」

ス「…贋物！＿正さねば、
誰かが…血に染まらねば…！」

ブワッと先程の殺気が辺りを支配する。

ス「取り戻さねば…！
"本物の英雄(ヒーロー)"を…！

来い、来て見ろ贋物共！！

俺を殺して良いのは

"本物の英雄(オールマイト)"と…

"ヒーロー殺しのA"だけだぁああ！！」

　

尋常ではないステインの殺気により
動けず腰を抜かす者や、怯む者しかいなかった

　

＿ただ1人…私を除いて。

　

『もう、いいよ…もう。いい』