［MHA］伝説の個性を持つ少女と敵連合２ (ページ22)

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#68 ページ22

　

『ここで平気だよ轟。』

　

特に何を話すわけでもなく、
あっという間に家の付近まで来た。

　

轟「そうか、ゆっくり休めよ。」

『ありがとう。』

じゃあ、また。とお互い背を向けたと思ったら

轟「美都里！」

と呼び止められる。

轟「今日、お前が保健室に行った後にこれから始まる職業体験の話を授業でしてたんだ。

…よかったら、俺が行くところに来るか？」

『え？轟が行くところ、

＿エンデヴァー事務所じゃ…。』

轟「まだ時間もあるしゆっくり考えてみてくれ。
じゃあまた月曜日。」

そう言い残し、颯爽と去ってしまった。

『そもそも私、編入したばかりだし
職場体験もクソもないし
一応治癒の個性しかない設定だし

彼は馬鹿なのかな…？』

その声はもちろん轟には届かない。

『帰ろう…はぁ。』

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

一一一一一一

　

　

　

　

　

　

『ただいま。』

死「ｯｯA！！」

　

　

　

BARの扉を開けた瞬間に
安定の突進をしてくる私の大好きな大好きな人。

　

ああ生きてる、って感じて
思わずふっと笑みが溢れてしまう。

　

　
　

『弔、遅くなってごめんね。』

　

死「…いつもは黒霧が迎えに行くのに今日は何で直接帰って来たんだ？心配するだろ。」

　

　

首筋に顔を埋めながら拗ねている弔は
歳上と思えないくらい幼稚で可愛い。

　

黒「お帰りなさい、Aさん。

死柄木もそろそろ離れなさい
Aさんだって疲れていますよ。」

『ふふっ大丈夫ですよ、ありがとうございます^ ^
(だって編入してから保健室で寝た記憶しかないw)』

　

　

死「A、明日は休みだろ？」

　

首筋に埋もれてた弔の顔はいつのまにか、
視界いっぱいになるほどドアップに

　
『そ、そうだけど…

ちょっと顔が近すぎない？弔ｯ』

　

　

私の返答を聞けば
ﾆﾔﾘと不敵に笑い弔は私に優しくﾁｭｯとキスをする

　

　

おでこ、目、頬と…そして＿

　

　

死「じゃあ死ぬほど構えよ、A。」

　

　

そう言い熱の籠もってる瞳で私を見つめ

『と、む…ら//んんっ//』

　

　

何度も何度も唇にキスをする。