［MHA］伝説の個性を持つ少女と敵連合２ (ページ4)

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#50 ページ4

　

　

『はじめまして、美都里(ﾐﾄﾞﾘ)Aです。
色々あって雄英高校に編入することになりました。

苗字で呼ばれるの好きじゃないので名前で呼んでくれると嬉しいです。

過去についてはあまりいい思い出がありませんので、深くは聞かないで下さい。(まぁ、あながち間違いではないよね？？)

……ヒーロー科に編入したからには、敵を少しでもこの世から減らせるように、が、頑張り…ます。』

　

　

　

　

　
　

峰「女子だああああああああああああ！！」

　

　

ざわざわと教室がしている。

一斉注目されるこの感じ、大嫌いだ。
よく見ればこいつら全員襲撃の時にいたメンツ。

　

とことん、私はついてない。

バレないよう下を向く。

ゆらゆらと揺れている、二つに結んである自分の三つ編みが目に入った。

(これも、敵連合の為。

耐えろ…今、私は雄英高校に編入した美都里A。

敵連合Aじゃない。殺意を押し殺せ。)

相「えーーっと、美都里。お前は緑谷の後ろの席な。」

『は、い。』

　

　

"緑谷" 一一一一？

　

ふと、顔を上げれば
襲撃の時に1番目に付いた憎き人物が目に入った。

スカートを握りしめる拳にぎゅっと力が入る。

こいつは、とことん邪魔をしてきた男…緑谷出久。

弔の邪魔をした、
あの状況の中にいた生徒の誰よりも勇気があった人物。

相「…美都里？」

『えっ、あっすいません。緑谷く、ん？って誰かわからなくて。』

イレイザーヘッドに名を呼ばれﾊｯと我に返る。

　

　

　

緑「僕です！」

相「あそこの手を挙げてるやつの、席の後ろだ。」

『ありがとうございます。』

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

＊緑谷出久side＊

　

時は流れ、色々あった雄英高校だが名物の体育祭を無事に終え最近は何事もなく平和に過ごしていた。

あれから敵連合の動きもない。

　

そんなある日、朝から1年A組は編入生が来ると教室が騒がしくなっていた。

あくまで噂だが"治癒の個性"しか持っていないのに学力や実践テスト含め、その成績は"歴代一位"という…

驚異的な結果を叩き出している人物だというのだ。

　

(どんなすごい人なんだろう？)