［MHA］伝説の個性を持つ少女と敵連合 (ページ47)

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#44 ページ47

オ「よく、来てくれたね。A。
ここに来たと言うことはあの返事一一一

もらえるのかな？？」

　

　

近くに来た私の髪の毛をさらりと指にとる先生。顔を見る限り、壮絶な闘いの跡がはっきりと残っている。

　

周りには機械なども沢山あって、キョロキョロ見渡してしまう。

『はい。もちろんです！』

　
そう言えば先生はフッと笑い嬉しそうに私の頬を触る。…大きくてあったかい手、弔とはまた違う安心感があった。

オ「そうか。

にしても…本当、弔には勿体ないくらいの美人さんだ。

未成年だから、メディアに顔が上がっていないだけかと思ったんだが誰も"ヒーロー殺し"の君の素顔は見たことない様だね。」

　

『見られたとしても、殺しちゃいますから！全員。』

　
オ「こんな美人さんに殺されるなんて羨ましいくらいだよ。」

恐い人かと思ったけど先生は冗談を言ったり、フレンドリーに沢山話してくれて徐々に私も緊張が溶けてゆく。

こんな優しい、お父さんが欲しかったなぁと
しみじみ思いながら。

　

　

　

オ「一一さて、さっそくだが本題に入ろうかA。

雄英高校編入はしたいかい？」

　

　

　

　

答えはもちろん…。

　

　

　

『…先生。雄英に編入したいです！
貴方達の役に立ちたい。』

　

__YESに決まっている。__

私は5本指では触れない様に、
頬にある先生の手を握る。

オ「そう言ってくれると思っていたよ、A。
実は編入の手続きの方は進めていたんだ。

偽りの戸籍なども用意してある。
勿論、万全の対策をしたから雄英にバレることはほぼ無い。

雄英高校、名物の体育祭後すぐ編入になる。
治癒の個性だと言ったらすぐokしたみたいだよ。」

え？もう用意してたの？とポカーンとしていると、先生にびっしり詳細が記載されている書類をたくさん渡される。

お、重たい…！！

『(この人、あくま、だ。たぶん。)』

オ「その書類は全て目を通しておいてね。
編入する上で大事なことが書いてあるから。」

じゃ、ドクター呼んでくるね。と颯爽に居なくなる先生を見てまた私はポカーンとしていたが

1枚目の紙の隅に

"雄英高校に編入したら当分は会えなくなるから
編入前には、毎日顔を出す事⭐"

と手書きであり、少し笑ってしまった。