［MHA］伝説の個性を持つ少女と敵連合 (ページ41)

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話し合った結果、後日私は先生の所に行くことになった。ドクターが私の身体に異常があるかどうか調べてくれるらしい。

もちろんその時に"雄英高校に編入"を
するか、しないかの返事もする。

今はぽつん、と薄暗い部屋に1人で
色々と考えている所だ。

『はぁ…。疲れた。』

たった数時間の間に、沢山の事が起きた。

襲撃とは言え少し個性を使いすぎたかもしれない。
いや、使わざるおえない状況だった。

"雄英高校"

あそこはヒーロー社会を壊すという私達、敵連合の目的を邪魔する脅威的な存在になる事は間違い無いだろう。

となると…やはり内部から潰せるチャンスを沢山作れる、私が編入する作戦が1番合理的ではある。

『どうしたらいいの！！もーーわかんない！！』

ガンｯｯ！！

死「痛い…。」

『えっ弔？！』

　

　
後ろを見ると、振り上げた腕が弔の顔面が当たっていた。背後を取られるなんて私はよっぽど弔を信用しているのか…？

いや、そうじゃなくて！！

『ごめん！！思いっきり殴ったよね？赤くなってる！！すぐ治療するから！！』

死「いい。大したことない。それより一一一」

グイッと引っ張られ抱きしめられる。

『弔？どうしたの…？』

目の前には弔の胸がある。
そして、私を包むその腕は微かに震えている。

死「俺が弱いばかりに守れなかった…ごめん。守ってもらってばかりだ。」

ぽつりとか細い声で呟く弔はとても小さく見えた。

死「A、お前を守れるくらい強くなるから。
だから一一一俺の側から離れないで。」

『ｯｯ！』

この人は、私が大切で…きっと誰よりも私を必要としてくれている。自惚れから確信に変わった。

私だって貴方が必要なの。
どうしたら伝わる一一一一一一？？

あの深い闇から紛れもなく
私を救ってくれたのは貴方なの。

初めて手を差し伸べて、温もりを教えてくれたのも

もう一度誰かと生きてみたいと思ったのも…。

全部、全部…弔のお陰なの。

『弔こそ、私の側から離れないで。』

ひんやりする弔の頬を両手で包み込み、
弔の唇にそっと自身の唇をあてる。

一瞬驚いた表情を見せたが、受け入れてくれたのか頬に触れていた手はいつしか弔の手と繋がれていた。

死「…ん」

『ﾊｧと、む…ら』

薄暗い部屋で

いやらしいリップ音だけが響く一一一一一。