［MHA］伝説の個性を持つ少女と敵連合 (ページ40)

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死「1人…オールマイト並みの速さをもつガキが居た。そのガキさえいなければ…ｯｯ！！」

［悔やんでもしかたない。

今回だって決して無駄ではなかったはずだ。精鋭を集めよう…じっくり時間をかけて。

我々は自由に動けない、だから君らのようなシンボルが必要なんだ。

次こそは死柄木弔。 A！！
君らという恐怖を世に知らしめろ！！］

画面越しなのに、声だけなのに…
先生は凄い人なのだとｿﾞｸｯと肌で感じる。

『(一度でいい、会ってみたい。)』

どんな人なのだろう？話せば話すほど興味が湧いた。
ボーっとSOUNDONLYの文字を見つめる。

「そして、A。僕は君に顔を隠せと言ったね。

何故だかわかるかい？

一一一雄英高校ヒーロー科に編入してもらう為だ。」

『はっ？！編入！？』

死「先生！！ふざけたこと言うな！駄目だ、そんなの！」

思わずマヌケな声を出してしまったじゃないか。
考えがぶっ飛びすぎている…。

ヒーローを目指している奴らと四六時中、同じ空間に居なければいけないのか？？

いやまず敵陣に紛れて平然と生活できるのかな私。

［今回の事を踏まえて、1番最善策かなと思ったんだ。

生徒の個性や、その他諸々とも
雄英高校にいる事で情報が入りやすいと思ってね。

ただ殺したくて仕方ないヒーロー達との生活であるから強制ではない。

Aが出来るのであれば敵連合の為に協力してほしい。］

『…少しだけ、考えてみてもいいですか？』

［もちろん。返事はいつでもいい。
どちらにせよ計画は進めておくからね。

先にまずは怪我を治してくれ。］

…怪我？そうだ私何発も撃たれてたんだ！！

『あっ大丈夫です！

最近、治癒の個性を使う前に自分の怪我は治っちゃうんです。

流石にいっぱい怪我したら個性使わずに、自然に治癒するのは時間かかるけど…。』

ホラ！と立ち上がり、撃たれた場所をみんなに見せる。

黒「いつのまに…。」

死「(さっきまでは血が溢れていたはずだった、俺は押さえていたのに気づかなかった。)」

『…個性が日々に強くなっている気がするんです。

正直それが私自身も恐い。先生やドクターならわかりますか…？』

一一一一いつか、私の個性が暴走して大切なモノを自分の手で壊してしまうのではないのか不安でたまらない。