［MHA］伝説の個性を持つ少女と敵連合 (ページ38)

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#35 ページ38

『ヒーロー？仲間を犠牲にして、自身が敵を捕まえたと英雄になるか？

生徒たちを前にして、それをしちゃうのか？
嫌だなぁ！！私は！！そんなヒーロー！！あははｯｯ！

私達に手を出すな。出したらこいつはいますぐ殺す。出さないなら…殺すことは諦める。』

ああ、守るものが多いからなヒーローは。
仲間が捕らえられたら何も出来ない。

誰一人と、言葉すら発せられないなんて…笑える。

『13号、君は仲間のお荷物だね笑笑

"気にするな。俺ごと殺せ！"なんてかっこいい事いえないよな～。とりあえず、眠れ。』

思いっきり私は13号を
気絶させるくらいに首を叩く。

(ス)「13号！！」

(根)「いくな！！スナイプ！！」

これ以上、手を出さない。
この何十人ものヒーローは…。

そう確信を得た私は後ろの階段へ身を投げる。

もちろん、自分の"崩壊"の個性を使用しながら一一一

『弱い、心が。覚悟がない。

やはりお前らは社会のゴミだ。』

辺りは粉々にした破片で溢れかえった。

自分のいた所のすべてを崩壊させ、
私は弔達がいる下の所へ着地する。

　

　

(緑)「…やめ、ろ。13号をどうするつもりだ。」

運悪く、緑谷がいた近くの場所に着地してしまったようだった。

弔達はもう少し奥にいた。

『ハァ…こいつは返してやるよ。緑谷。
まじでしつこいな…。ヒーロー気取りか？勝てると思うか私に。』

気絶している13号を投げ捨て、緑谷の胸ぐらを掴む。

(緑)「君は！！一体…何者だ！！」

不意打ちに殴られそうになり、避けた反動ですでにボロボロだったお面が落ちる。

『(やば…！お面が…ｯｯ)』

反射的に掴んだ緑谷を離して、また蹴り飛ばす。

本当にしつこい。調子が狂う…！！

『…いい加減にしろ。私に許可なくお前から触れるな、緑谷！』

(緑)「！！(身体が…ふ、震えて動かない…。)」

もう一度、攻撃を緑谷に仕掛けようとした時
私の知っている大好きな温もりを感じた一一一。

　

死「A…！もういい、行こう…！
これ以上、お前が危ない状況になるところは…みたくない。」

『とむ…ら。』

その瞬間に黒いモヤに包まれ
その場から私達は消えた。