［MHA］伝説の個性を持つ少女と敵連合 (ページ32)

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#29 ページ32

オ「加減を知らんのか…！そこの少女！」

『仲間を助けるためさ、仕方ないよね？

さっきだってあいつ…緑谷が、弔に思いっきり殴りかかってきたんだよ？

他がために振るう暴力は美談になるよね？

ねぇ、そうでしょ？』

私に返す言葉も無く、
黙りとしたオールマイトに追い討ちで弔が言った。

死「俺はなぁ、オールマイト…！怒っているんだ。

同じ暴力がヴィランとヒーローでカテゴライズされ

よしあしが決まるこの世の中に一一一

何が"平和の象徴"だ！

所詮、抑圧のための暴力装置だお前は。

暴力は暴力しか生まないのだと、お前を殺すことで世に知らしめるのさ！！」

オ「めちゃくちゃだな！

そう言う思想犯の目は、静かに燃ゆるもの。自分が楽しみたいだけだろう！このウソつきめ！」

『いや、バレるの早っ。』

思わず笑ってしまった。弔、ウソ下手くそなのかな？普通に面白かったんだけどww

死「A…。うるさい、こっちに来い。」

笑われたのが恥ずかしいのか、
自分の顔が見えないようにグイッと私を抱き寄せた。

手がついてるから、もともと顔見えないけど…←

『(かわいい笑)』

この場で不謹慎だがそう思ってしまった。

　

　

　

　

そして、生徒たちはと言うと一一一

　

(轟)「4対5だ。」

緑「うん、モヤの弱点はかっちゃんが暴いた！」

(桐)「とんでもねぇ相手だが俺らであの女を相手して、オールマイトのサポートすりゃ撃退できる！」

(爆)「ﾁｯ」

なにやら、私の知らないところで
いつのまに話が進んでいたようだった。

『こんなにも、か弱い女の子を4人がかりで相手すると？ヒーローは残酷だな～！』

オ「駄目だ！！…逃げなさい！！」

(轟)「さっきのは、俺がサポートに入らなきゃヤバかったでしょ！」

オ「それはそれだ。轟少年。ありがとな。
しかし、大丈夫！プロの本気を見ていなさい。」

緑「駄目だ。血が！

それに時間だって！…ﾊｯ！」

オールマイトは、
大丈夫。と言わんばかりに生徒へ向け親指を立て、

それは見た緑谷は何も言えなくなる。

死「脳無、黒霧。殺れ。
Aと俺は子供をあしらう。」

『さあ…クリアして帰ろう！』

生徒の方へ走り出した弔に続き、私も後を追う。

オ「私はやらねばならん！
何故なら"平和の象徴"なのだから…！」