［MHA］伝説の個性を持つ少女と敵連合 (ページ21)

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#19 ページ21

戦いを見ていた弔がついに動き出した。

死「A。気づいたか…？奴の個性の弱点…。」

『まぁなんとなくだけどね』

私は、サッと弔を隠す様にイレイザーヘッドに攻撃を仕掛ける。

イ「ちっ…。貴様の体力は無限か？！(かれこれ1時間は戦っているはずなのにこのAと言う女は一向に休むことなく攻撃をしてくる…！)」

死「…24秒」

『イレイザーヘッド、君はきっと長期決戦は嫌いなはずだ』

思い切り蹴りを入れる。短期決戦向きだな、こいつは。動きにキレがなくなっている。

死「…23秒」

『動き回るから、わかりずらかったけど一一一一』

死「…20秒」

そして、ひらりと宙を舞いイレイザーヘッドの後ろ側に立つ。

イ「…本命か！！」

目の前に来た弔を操縛布で掴み引き寄せ

死「…17秒」

殴る。が一一一一一一一一一一一一

『残念、イレイザーヘッド。

私達君の個性の弱点…わかっちゃったみたいだ。』

がっちりとイレイザーヘッドの肘を掴み、個性を発動している弔。

死「髪の毛が下がる瞬間がある。

1アクション…終えることだ。そしてその間隔は…

だんだん短くなっている。」

『無理をするなよ、イレイザーヘッド…。』

そして私も背中に手を置く。

イ「ぐぁぁぁ…っ！！おまえ、ら…同じ個性か……？！」

ボロボロと背中も崩れ落ちていく。

『おやっ、あそこにいるの、生徒？？
散らしたはずなのに…。』

ふ、と湖の岩陰に隠れている人影を発見する。

だが、その発言と同時にまた個性を消され、距離を取られる。なかなかこいつもしぶといなぁ。

死「その個性じゃ、集団との長期決戦は向いてなくないか？普段の仕事と勝手が違うんじゃないか？

君が得意なのはあくまで奇襲からの短期決戦じゃないか？

それでも真っ正面から飛び込んできたのは一一一

生徒に安心を与えるためか？かっこいいなあ…

かっこいいなぁあ！」

声を荒げる弔。

イ「ﾊｧ…ﾊｧくっ…。」

苦し紛れに個性をまた、発動するイレイザーヘッド

　

死「ところでヒーロー

本命は…俺でもAでもない。」

『そいつだよ。』

イレイザーヘッドの後ろに脳が丸出しな
巨大な化け物が立つ。

イ「あっ…。」

　

『かっこよかったよ、ヒーロー。』