［MHA］伝説の個性を持つ少女と敵連合 (ページ11)

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#10 ページ11

　

静かに時間が流れていく

『…弔』

ボサボサで癖っ毛な髪の毛を撫でる

貴方も、私と同じ"崩壊"の個性があったから今まで辛い思いをしていたのかな

だからあの時…私に手を差し伸べてくれたのかな

　

　
"もう、1人にはしない。"

あの時の言葉は嘘じゃないって信じてもいいの？
この人の言葉を信じたいと…そばにいたいと、思ってしまった。

でももう誰かに捨てられたり大切なモノたちを失うことがなによりも恐かった、だから私は1人で生きることを選択したはずだった。

頭の中がぐちゃぐちゃだ、全部弔のせいだ…
貴方が突然現れて私の決意を揺らがせる。

　

　

『(そばにいたい…弔といれば満たされる気がする、でも…)』

　

　

ｶﾞﾁｬｯ

黒「お取り込みの途中、すいません。Aさん。

死柄木弔は…おっと、まだ寝ていますか。」

　
　
　

『あっもうそんな時間経ってましたか？』

　

　

　

いけない、黒霧さんの所に行こうとしていたのに考え込んでしまって気づいたら数時間くらい経ってしまっていたみたいだ。

　

　
　
　
　

黒「先生からご連絡がありまして…

死柄木弔。起きてください、先生がAさんにも会いたがっています」

ペチペチと弔の顔を叩く黒霧さん

　

　

死「ん、」

不機嫌な顔でむくりと起き上がり
バサッと服をとって颯爽と部屋を出て行く弔。

　

　

　

　

黒「Aさんも、ご一緒に。

死柄木弔もいますので」

『あ、はい』

　

　

　

　

いまいち状況が読み込めないが、

言われた通り、黒霧さんの後について行く。

"先生"とは誰なんだろうか？