164話 朝になって ページ47
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ーーーーーーーーー翌日、AM5:00
夏の早い日の出により、白んだ空の光が部屋の窓から差し込む。
「……ん」
自分の中で出来た体内時計により目を覚ます星歌。
少しぼーっとした目で天井を見つめ、1度ゆっくり瞬きをするとムクリと起き上がる。
星歌の声と布の擦れた音でフォルテもピクリと反応し、目を開き、頭を上げて星歌を見る。
星歌はキョロキョロと部屋を見渡すと首を傾げた。
「……私の家？…確かツキノ寮にいたはず」
首を傾げながら独り言のように呟くと、服を軽く引っ張られる感覚にそちらに目をやる。
フ「ガゥ」
「あぁ…、おはようございます、フォルテ。
えっと…、私いつ帰ってきたんですか？」
星歌はそうフォルテに問うと、フォルテは楽譜の乗った机に向かい、手紙を咥えて星歌へ渡した。
フォ「ガゥ(ｽｯ」
「？……あ、羽音ちゃんからの置き手紙ですね」
手紙を受け取ると、フォルテは未だベッドに座る星歌の足の上に自分の頭を乗せる。
タオルケット越しに伝わる重みと柔らかな感触に、星歌は微笑んでフォルテの鼻筋を優しく撫でてから、手紙を開いた。
『星歌ちゃんへ
これ読んでるってことはもう朝だよね、おはよう！
昨日の事なんだけど、星歌ちゃん雨が降ってきた後に、雨音を聞いてたら寝ちゃってたみたいだよ。
水無月さんが言ってた。
多分、作曲の仕事や勉強の事で脳が疲れてたんじゃないかって、弥生さんの見解だけどね！
星歌ちゃんのことは、睦月さんと文月さん、水無月さんが送ってくれたよ。
私にも連絡あって、家開けちゃったけど、ごめんね！
今日は鍛錬の日だったけど、疲れたみたいだしお休みにするよ。
しっかり休むように！
体にはしっかり気をつけてね！
羽音より』
そう書かれていた手紙を読み終え、パタンと閉じる。
そして、ガックリと項垂れた。
「…迷惑かけちゃいました」
ポツリと呟くと心配してか、フォルテが鼻先を星歌へ近づける。
それに気づき、フォルテの頭を優しく撫でた。
「…今日中に、お礼を言わないと。
あ、フォルテ。知らない男の人が来たみたいですが、何もありませんでしたか？」
フ「……ガゥ(目逸らし」
「……。まぁ、羽音ちゃんがいたなら大丈夫だったと思いますが…」
星歌は苦笑すると、体をぐっと伸ばしてからベッドを降りた。
いつも通り、朝の仕事から始めるために…。
ーーーお姉ちゃん…。
どこからか聞こえた小さな声には、気づかなかった。
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星歌(プロフ) - †NANA†さん» こんにちは、コメントありがとうございます。こちらに関しましては他の方からも言及があったのですが、フラグを立てているため変換されていないのだと思われます。直し方も分かっていないので、申し訳ありませんがご了承頂けると幸いです。 (2021年1月31日 18時) (
レス) id: a0f7ae3e39 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - 葵さんの名前の所が○になっています。 (2021年1月28日 16時) (レス) id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
星歌(プロフ) - もんたろさん» 返信が遅くなって申し訳ありません。コメント、頂けるだけでも嬉しいです！残念ながら、私にも未だ分かっていない状態でして…。本当にすみません…。 (2017年12月31日 13時) (レス) id: 705ad98d73 (このIDを非表示/違反報告)
もんたろ(プロフ) - すみません。作者様にも原因が分からなかったんですね…お話を読み進めてから気づきました。コメントは気になさらないでください。 (2017年12月30日 22時) (レス) id: 47cdc4e065 (このIDを非表示/違反報告)
もんたろ(プロフ) - コメント失礼します。葵さんの名前がなぜだか〇になっていて、誤字かと思ったので報告させていただきました。既に気づいていらっしゃったらすみません…。とても引き込まれるお話で、時間を忘れて読ませていただいてます。更新頑張ってください。 (2017年12月30日 22時) (レス) id: 47cdc4e065 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星歌 | 作成日時：2017年5月17日 17時
