155話 決壊 ページ38
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ーーーーーーーーーゴロゴロ…
光ってから、数秒後に聞こえる雷の音。
そんなに間を開けていない所からすると、意外と近いのかもしれない。
新「…おぉ、意外と近いな」
○「今日がオフでよかったね」
恋「ですね！」
そんなことを言いながら、メンバーのほとんどが窓の外に目を向けていた時だった。
涙「…星歌？…星歌っ！」
郁「星歌！本当にどうしたの？！」
涙と郁の切羽詰まった様な声に全員がそちらに意識を向ける。
そこには蹲りながら耳を塞ぐ星歌の姿。
そしてそんな星歌にオロオロしながら話しかける涙と郁。
同じく、オロオロしながら心配そうに星歌を見る黒田と、いつの間にか肩から降りていた白田。
その光景に、全員がただ事ではないと悟った。
春「涙、郁。星歌に何が…」
郁「わからないんです！稲光がした途端、耳を塞いでこうなっちゃって…」
駆「…もしかして、雷ダメなの？」
始「…にしては、怯え方が尋常じゃない」
隼「……」
星歌の所に夜と恋が駆け寄り、同じく顔色を見ようとしていた。
「っ……(ｶﾁｶﾁ」
夜「星歌？俺の声聞こえる？」
恋「凄い震え方ヤバいよ！？」
恋が顔を見ようと星歌の肩を少し強めに動かして、振り向かせた時だった。
陽「海！今すぐ窓とカーテン閉めろ！」
全員が星歌に視線を送っていた中、陽が窓の近くにいた海に叫んだ。
海「は？！何？！」
陽「いいから！早く閉めろ！」
陽の必死な表情に、海は戸惑いながらも窓を閉めようと手を伸ばす。
ーーーーーーーーーしかし、それが一歩遅かったのだ。
ーーーーーーーーーピカッ！ドォン！！！
今までよりも強い光と、壮大な音。
少し強引に体を動かされた事で目を開き、耳を塞いでいた手の力が緩んでいた星歌が…。
それを目で、耳で、受けてしまった。
「…あ、……あぁ」
体の震えが強くなり、耳を塞ぐどころか、頭を抱え出した星歌。
恋「星歌っ！俺がわかる！？」
涙「…星歌、どうしちゃったの？」
星歌の目の焦点は合っておらず、別の場所を見ているようで、涙達の姿を認識していない。
星歌の目に映るのは、未だに忘れられない、昔の記憶…。
始「星歌、しっかりしろ！」
「…いや、…やめてっ」
○「落ち着いて！」
ーーーーーーーーー…おねぇちゃん
星歌の耳だけに入った声が、彼女の全てを決壊させた。
「ーーーーーーいやぁぁあぁぁああ！！！」
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星歌(プロフ) - †NANA†さん» こんにちは、コメントありがとうございます。こちらに関しましては他の方からも言及があったのですが、フラグを立てているため変換されていないのだと思われます。直し方も分かっていないので、申し訳ありませんがご了承頂けると幸いです。 (2021年1月31日 18時) (
レス) id: a0f7ae3e39 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - 葵さんの名前の所が○になっています。 (2021年1月28日 16時) (レス) id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
星歌(プロフ) - もんたろさん» 返信が遅くなって申し訳ありません。コメント、頂けるだけでも嬉しいです！残念ながら、私にも未だ分かっていない状態でして…。本当にすみません…。 (2017年12月31日 13時) (レス) id: 705ad98d73 (このIDを非表示/違反報告)
もんたろ(プロフ) - すみません。作者様にも原因が分からなかったんですね…お話を読み進めてから気づきました。コメントは気になさらないでください。 (2017年12月30日 22時) (レス) id: 47cdc4e065 (このIDを非表示/違反報告)
もんたろ(プロフ) - コメント失礼します。葵さんの名前がなぜだか〇になっていて、誤字かと思ったので報告させていただきました。既に気づいていらっしゃったらすみません…。とても引き込まれるお話で、時間を忘れて読ませていただいてます。更新頑張ってください。 (2017年12月30日 22時) (レス) id: 47cdc4e065 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星歌 | 作成日時：2017年5月17日 17時
