147話 泣いている様な 雪side ページ29
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それから、私と星歌はお茶を楽しみながら様々な話をした。
私は学園のこと、妹みたいな後輩が出来たこと、最近愛と一緒に洋菓子に挑戦しようと計画してること。
星歌は海に行ったこと(拉致って聞こえたのだけれど…)、Procellarumの水無月涙さんの誕生日をお祝いしたこと、初めてジャンクフードを食べたこと。
…ジャンクフードに関しては驚いたわ。
星歌、基本慣れ親しんだ勇○さんのお店にしか行かないみたいで、そういうお店に行ったことがないみたい。
私もあまり行かないけれど、愛や後輩の若葉と食べたことくらいはあるのに…。
雪「(あまり深く聞いてはダメよね、なにか他の話題を……、そうだわ！)
ねぇ、星歌。星歌の好きな色って何かしら？」
「好きな色、ですか？」
雪「ええ。ほら、前に今度はショッピングに行きましょうと言ってたじゃない？
愛と一緒に、みんなで洋服を見繕いたいって話していたの。
星歌の服を選ぶ時、好きな色があれば選びやすいと思って」
「なるほど…、ちなみに雪さんは何色が好きなんですか？」
雪「私は黒と紫が好きよ」
「あ、似合いそうです！」
朗らかに笑う星歌に内心少し照れてしまった。
そして星歌は悩むような仕草をする。
「好きな色…、よくわからないんです…。
正直、あまり服にこだわりはないんです…。
出かけることって言えば楽譜や日用品、食材を買ったり、義父のところに行ったり…、最近ではツキノ寮に顔を出したりするくらいで…」
雪「そうなの…、じゃあ服はどうやって調達しているの？」
「基本家にあるものを着回ししてます」
困り顔で言う星歌。
そんな彼女は、確かに初めて会った時とさして変わらない服装をしていた。
水色の薄手の長袖シャツの袖を肘まで折り曲げて、膝下までの白いパンツを履いて、靴は夏らしくシンプルなミュール。
質素であるが、爽やかな印象のする格好をしている。
「お洒落よりも作曲を優先してたので、関心も無くて…」
雪「それなら尚更だわ。
大丈夫よ、星歌は身長もあってスタイルいいもの！
それに、髪や瞳の色だって凄く綺麗で…」
「綺麗じゃありません」
話を遮って言われた星歌の言葉。
思わず星歌を見れば、いつもの微笑みを浮かべている。
「綺麗なんかじゃないんです。この髪も、瞳も…」
綺麗に微笑む笑顔に合う、朗らかな声なのに…。
雪(何だか…悲しそうな……)
ーーーーーーーーー泣いている様な、そんな声だった。
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星歌(プロフ) - †NANA†さん» こんにちは、コメントありがとうございます。こちらに関しましては他の方からも言及があったのですが、フラグを立てているため変換されていないのだと思われます。直し方も分かっていないので、申し訳ありませんがご了承頂けると幸いです。 (2021年1月31日 18時) (
レス) id: a0f7ae3e39 (このIDを非表示/違反報告)
†NANA†(プロフ) - 葵さんの名前の所が○になっています。 (2021年1月28日 16時) (レス) id: 9dc612bbe9 (このIDを非表示/違反報告)
星歌(プロフ) - もんたろさん» 返信が遅くなって申し訳ありません。コメント、頂けるだけでも嬉しいです！残念ながら、私にも未だ分かっていない状態でして…。本当にすみません…。 (2017年12月31日 13時) (レス) id: 705ad98d73 (このIDを非表示/違反報告)
もんたろ(プロフ) - すみません。作者様にも原因が分からなかったんですね…お話を読み進めてから気づきました。コメントは気になさらないでください。 (2017年12月30日 22時) (レス) id: 47cdc4e065 (このIDを非表示/違反報告)
もんたろ(プロフ) - コメント失礼します。葵さんの名前がなぜだか〇になっていて、誤字かと思ったので報告させていただきました。既に気づいていらっしゃったらすみません…。とても引き込まれるお話で、時間を忘れて読ませていただいてます。更新頑張ってください。 (2017年12月30日 22時) (レス) id: 47cdc4e065 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星歌 | 作成日時：2017年5月17日 17時
