急展開 ページ7
パァンッ!!!
咄嗟に目を瞑ったら乾いた音、でも衝撃は来なくて
石「ッ!!」
「うそ、うそ...」
『石田さん...!なんで、』
石「ミーティングが終わって戻ったらAが居なくて探したんだ。そしたらこんな事になっていたなんてね」
ごめんねA、早く来てあげられなくて
優しい声と頬を包んでくれた温かい手に自分の手を重ねてみたら涙が止まらなかった。
あぁ私は心からこの人が好きって、今理解した
『ごめ、なさい』
石「謝らないで?そんなに泣かないでよ」
『でも、でも』
石「怖い思いしたのはAでしょ?」
どこまでも優しい真っ直ぐな石田さん
スタ「ちょ、ちょっと!!何やってるんですか!」
スタ「石田さん甘井さん大丈夫ですか?」
「なんなのよ!!!なんでお前みたいな女が!」
大声で騒ぐ田中さんはスタッフに連れて行かれた。
石田さんはずっと私のそばにいてくれた。
石「今日はもう帰ろっか」
『はい、でも今日からは1人で帰りますから、』
石「嫌だ、今Aのこと1人にしたくない」
どうして呼び捨てなんですか、胸が痛くなる。
『私と居て石田さんが嫌な気持ちになるのが嫌なんです』
石「怖くて嫌な思いをしてたのはAでしょ?もうそんな思いさせたくないからずっと離れない」
『...それ、女の子なら誰だって勘違いしちゃいますよ』
石田さんは優しいから、きっと勘違いされやすいと思う
石「ねぇA、真剣な話がしたい」
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作者名:眠斗 | 作成日時:2024年3月11日 0時