同棲スタート ページ11
石「今日から毎日一緒だね」
『ですね!嬉しいです...本当に夢みたい』
石「ちゃんと現実だよ?同じ家に帰れるって幸せだな〜」
『わ、私も幸せです!』
2006年、交際から1年がたちました。
私のマンションの更新のタイミングで彰さんから「一緒に住まない?」ってちょっと照れたように話してもらって私は嬉しくてすぐ頷いた。
同じお家に帰ってこれるなんて幸せ、彰さんの言う通り。
ご自宅へお邪魔したことは何度もある。
交際も一部、仲の良い人にしか伝えていないから見られるのも前みたいなことになるのも怖いし
何より彰さんとゆっくり過ごせる時間が私は大好きです。
ただ…
今日まで何回もお泊まりしたことはあるのに
キスより先のことをしたことない、知らない。
彰さんは大和撫子のような品のある女性がタイプだから
私が御付き合いできたのも奇跡のようなことで…
ましてやベッドに自ら誘うようなハレンチ女は論外のはず。
それでも、私の全て彰さんに奪ってほしいと思ってしまう。
荷解きもそこそこにして寝支度をし、お風呂を済ませてベッドに入った同棲初夜
石「じゃあ寝よっか。おやすみA」
『彰さん、あの…』
石「ん?どうしたの?」
『あの、えっと…私の体、魅力ないですか?』
石「…どうしたのA」
彰さんは目を大きくあけてびっくりした顔をしている。
嗚呼、私のバカタレハレンチ女。そんな言い方したら困らせる…
目が熱くなってきた。目の前に少し困り顔の彰さん
『突然ごめんなさい!でも…キスより先のことした事ないから、私魅力ないかなって』
石「はぁ…ねぇ、それ煽ってるよねA」
『ごめんなさい!怒らせるつもりでは、』
石「怒ってないよ?A初めてだと思ったからタイミング伺ってたんだ。怖がらせたくないし」
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作者名:眠斗 | 作成日時:2024年3月11日 0時